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ポルトガルの優美なデザイン ─ A Vida Portugues

Pinkoi はアジア最大級のデザイナーズマーケットです。日々の暮らしにも、特別な日の贈りものにも。優れたデザイナーによる、創造性ゆたかな商品をお楽しみいただけます!

暮らしを彩る日用品に散りばめられたデザインは、毎日私たちに小さな幸せを実感させてくれます。食べ物を盛り付けるだけでなく、使う人に暖かさも感じさせる美しいカトラリー。忙しい仕事の合間に見たら、思わず顔がほころんでしまいそうなユーモアたっぷりのイラストが描かれたノート。ひっそりと佇む小さな店で思いがけず見つけた好みにぴったりのバッグは、会ったこともないデザイナーと心が通じ合ったような気分にさせてくれます。こんな風に、私たちの毎日の生活にちょっぴり潤いを与えてくれるのが、デザインです。

雑貨屋を経営して、自分のお気に入りのモノをたくさんの人たちと分かち合いたい!きっと多くのデザイナーが思っていることでしょう。おとぎ話のような色彩溢れるポルトガルの都市ポルトには A Vida Portugues という一軒の生活雑貨店があります。伝統と流行、夢と現実が見事に融合したお店の様子をご紹介します。

Vida はポルトガル語で「生活」、店名のA Vida Portuguesは、「ポルトガルの生活」という意味です。店内には 45 のポルトガルの老舗ブランドの商品、陶器や文房具、石鹸、食品おもちゃ、布製品などが所狭しと並んでいます。

ポルトガル雑貨の復興を志したのは、ジャーナリスト出身の Catarine。取材先で数多くの国内の老舗ブランドが倒産の危機に瀕している実情と知ると、一念発起して様々な国内ブランドを集めて A Vida Portuguesを開店させました。お洒落な店構えと優雅な建築は国内のファンだけでなく、海外からのお客様も引き寄せ、世界中に made in Portugal 商品を発信しています!

古来よりデザインと相性の良い伝統工芸と文化。お店のシンボルになっているツバメは、ポルトガル最古の陶器メーカー Rafael Bordalo Pinheiro 製のキャラクターです。Rafael Bordallo Pinheiro は 19 世紀ポルトガルの著名な芸術家で、現代風刺漫画の先駆者でもあります。彼の作品はユーモアに富み、政治や社会問題についても言及しています。陶器アートを代表する人物でもあった Rafael は、 1884 年に同名の陶器メーカーを設立。イラストと陶器工芸を融合させ、伝統文化と自然、地元の特産をデザインの中に取り入れ、美しさと遊び心を兼ね備えた陶器作品を制作しました。

20 世紀、第二次世界大戦と独裁体制を経て、この 100 年の老舗は一度倒産の危機に陥ります。A Vida Portugues は、彼らに替わって新しい買い手を探し資本を注入。工場だった建物を改装すると、更に大きな市場を開拓したのです。Rafael Brodalo Pinheiro のシンボルであるカエルと、イワシをモチーフに作られた陶器のお皿は、文化工芸と遊び心の完璧な組み合わせと言えるでしょう。 900 ユーロの値段のついたこの小皿は、ポルトガルの伝統工芸を一躍有名にしました。

お店の場所は、ポルト一美しい本屋 Lello の隣。近くには、タイルが美しい教会 Lgreja dos Carmelitas もあります。A Vida Portugues は 3 階建てで、幾つもの円形の柱がそびえる建築や木の彫刻、高い天井、木製の広い階段は貫禄があります。窓から日差しが差し込む二階のベランダからは、ポルトの名所クレリゴス教会が一望できます。

高価な陶器の他に、店内の大部分を占めるのが、一般の生活用品です。例えば 1894 年創立で 100 年の歴史を有する石鹸ブランドの Confianca Soap and Perfume Factory は、ポルトガル風情溢れるパッケージで観光客に人気です。その他にも、 国内随一の石鹸生産高を誇る1887 年創立のメーカー Ach.Brito ,Claus Porto など。高級路線を行く彼らは、以前のポルトガルの享楽的な生活の様子をパッケージに反映させました。 Lisbon by Night シリーズは、 20 年代ポルトガルの煌びやかな3つのダンスホールの光と影からインスピレーションを得たデザインです。その緻密なパッケージは多くの人を虜にしています。石鹸以外にも、オーデコロンや,アフターシェーブローションなどの商品がありますよ。

ポルトガル土産の代表といえば、イワシの缶詰。  Conserveria de Lisboa は1930 年創立の老舗の缶詰専門店です。イワシの缶詰パッケージとその味つけは、なんと100種類以上!ずらりと並んだ缶詰は、ポルトガルならではの風景。レトロなパッケージは観光客の人気を集めています。ポルト以外では、首都のリスボンのバイシャ地区にも小規模な店舗がありますよ。雑貨屋さんを開きたい人は一度ポルトガルを訪れてみてはいかがでしょうか?


テキスト作者:Gravy Chan
Pinkoiショップ:soulsweet



記事のカテゴリー:デザイナー通信

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