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人の心を救えるような作品を作りたい【蓮花】松本さんがつくる雅な押し絵の世界

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今回のデザイナーインタビューは「新しい和と日本美」に挑む『蓮花』の松本明子さんのお話を聞いてきました。『禅』の世界観をものづくりで表現している松本さんが大事にしていることとは?

 

ー こんにちは、最初に松本さんの作品を拝見した時、圧倒されたというか。Pinkoiの中でも異色を放っている作品だと思ったんです。

松本:ありがとうございます。私は日本の着物と伝統的な技術を用いて、現代の生活の中に溶け込む「和のアート」作りをしています。

菩薩半跏像

ー 伝統的な技術とは?

松本:貴重なヴィンテージ着物生地を使用し、日本古来の「押絵」という綿を入れてつくる古典技法を用いて半立体の作品を作製しています。

羽子板などに使用する伝統的な手工芸の名称。図案を厚紙で切り抜き、中に綿を含ませた羽二重その他のきれでくるみ、面相や彩色をほどこして組み合わせる手芸品。主として羽子板に用いる。
出典:Weblio辞書

ー 松本さんは、この技法を取り入れようとなぜ思ったのでしょうか?

松本:15歳のころより、グラフィックデザイン、写真、油絵や日本絵を学んでいました。大学でもデザイン・美術を専攻。卒業後は、和雑貨メーカーにて企画、デザイン、作製などに携わりました。実は私の実家は着物屋なので、着物に囲まれた生活をずっとしていたんです。なので和物を作った「押し絵」の世界に入ったのも、自分の中では自然な流れだったように思います。

 

ー 作品作りのインスピレーションはどこからやってきますか?

松本:実際に着物を見て感じること、自分の心の動きを制作上とても大事にしています。私は一つの作品の中に色んな着物を使うので、これらの柄を組み合わせた時に「違った何か」に生まれ変わる瞬間がアートだなと思って。

如意輪観音

 

ー 素材である着物はどのように準備されているのですか?

蓮花作品の材料となる着物生地は、私が個人で何年も前から選び集めてたもの。まずはそれらをほどき、手洗いします。大量の着物から、私が起こしたデザインのイメージに合う柄、色等を一つ一つ合わせていき、世界で一つしかない作品を作り上げていきます。

華やかで色とりどりの着物たち

ー 準備の段階でたくさんの手間がかかっているんですね。

松本:正絹(シルク)を使っているので、高級感がある作品に仕上がっていると思います。また、中に綿を入れてくるむ「押絵技法」を選んだ理由は、見た目がふっくらとして、温かみがあると思ったからなんです。



松本さんが作りだす「押し絵」の作品はなんと完成までに1ヶ月の時間を要すそう

 

ー デザインについてすが、仏教の世界を着物の布を用いて表現しようと思ったきっかけは何でしょうか?

松本:もともと昔から仏教美術に興味がありました。視覚に直接働きかける仏画を、和の色(着物生地)で表現してみたいと思い、新しい華やかな仏アートを作ってみました。

十三仏

 

ー Pinkoiを通して海外向けた販売も始められましたね。

海外の方を含め多くの方々に、日本の着物を用いた作品を知って頂きたい。私の作品を通して「日本の美」について興味を持つ人が増えればいいなと思っています。

ー 確かに私も松本さんの作品を見て、着物の柄の美しさを再認識できたように思います。

松本:アートやデザインは人の心を和ませ、動かせる力があると思っています。私は「着物」と一緒にそのような作品を作っていけたらと思っています。



ふっくらと手仕事の温かみが感じられる松本さんの作品。普段あまり着ることがなくなった着物もアート作品として家に飾ることで、少し身近に感じられそう…。また各商品ページでは作者の松本さんによる丁寧な解説があるので、仏教が気になる、押し絵が気になる方は一度ショップを覗いてみてくださいね。

デザイナー:松本 明子
テキスト:岸本洋子

 

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