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【CINRA×Pinkoi 特別企画】クリエイターとアジアに踏み出す!CINRAのウラ側。

Pinkoi はアジア最大級のデザイナーズマーケットです。日々の暮らしにも、特別な日の贈りものにも。優れたデザイナーによる、創造性ゆたかな商品をお楽しみいただけます!

2016年6月、オンライン・セレクトショップCINRA. STOREがPinkoiにオープンしました! ネタをのせた「おしゅし」でお馴染みのやばいちゃんや、イラストのシュールな設定がグッとくるニシワキタダシさんのグッズなど、日本の人気クリエイターのアイテムがPinkoiを通じて世界各国にお届けできるようになりました。

 

Source: CINRA.NET

コラボ実現! CINRAのアジア活動のウラ側

音楽、アート、デザイン、映画、演劇など日本のカルチャーを伝えるメディアCINRA.NETや、人気クリエイターのオリジナルグッズをオンラインで販売するセレクトショップ CINRA.STOREなど、日本の文化を最先端で支えるクリエイティブカンパニー CINRA, Inc.。2015年にはアジアのクリエイティブ・シティガイド HereNow (ヒアナウ)をリリースし、アジア進出にも積極的です。

アジア各国のクリエイティブやカルチャーをさらに盛りあげていきたい!という同じ目標を持つCINRAとPinkoi。お互い何か一緒にできることはないだろうか…と考える中、まずは第1弾として今回のPinkoiでのCINRA.STOREのオープン&インタビューが実現しました!

 さて、今後の大きな目標に向かってCINRAではどのように取り組んでいるのでしょう?そんなウラ側のお話を、CINRA, Inc.代表の杉浦太一(すぎうら・たいち)さん、CINRA.NET編集長の柏井万作(かしわい・まんさく)さんに伺いました!

 

まずは現地を「知る」ところから。アジアへの第一歩

Pinkoiでの販売開始や、現在運営されているアジアのシティガイド『HereNow』など、CINRAさんはアジアに向かって積極的に展開されていますね!

杉浦: (※以下敬称略)

そうですね。ちょうど3、4年前はIT企業をはじめ、日本からアジアに進出する企業が増えてきた時期だったんです。この先ながく仕事をしていく上で、アジアには絶対に外せない視点があるはずで、僕たちもなるべく早いタイミングでそれを見つけたいと思っていました。

それならまずは現地を知ろう!ということで、2013年に僕自身単身で1年間だけシンガポールに移住して、その後2015年にHereNowをスタートさせました。

代表自ら移住ですか!

杉浦:
もともと海外が好きなんですが、早いうちに会社を立ち上げてしまったのであまりまとまった休みが取れず、ずっと旅行熱がくすぶってまして…。だったら社員旅行で行っちゃおう、とシンガポールを訪れたのですが、現地の人や雰囲気に触れて、「これは住まないと!」となりました。

柏井:
あの時、社内を説得するために、あるようでないような計画書を作ってましたよね。「最初の半年は調査です」みたいな。笑

杉浦:
そう、あとは頼んだ!みたいなね。

シンガポールではどんな時間を過ごされたんですか?

杉浦:
日本が環境的・文化的に閉じている土地だとすると、シンガポールは完全にオープンな場所なんですよね。人も、文化もあらゆるものがフラットに行き交ってる。

日本のビジネスは「アピールしない」という国民性がベースになってるから、外に向けたオープンな情報発信がどうしても苦手ですよね。だから海外の人から見た日本のイメージといえば「とアニメ」がほとんどになってしまってる。それ以外の文化的な情報に関しては圧倒的に韓国の方が流通していました。そういう、情報発信の先のリアルな現場というか、情報の受け取られ方というのを肌で感じられたのはかなり勉強になりました。

 

Source: HereNow 

「好き」でつながれば、国境だって越えられる

 海外に向けて何かを発信するなら国内と同じやり方ではいけない。その感覚をもとにサービスをスタートさせたんですね。

杉浦:
そうなんです。CINRA.NETは日本のカルチャーシーンを深く伝えるメディアとして国内では受け入れてもらっているけれど、海外のカルチャーメディアは「読ませる」より「見せる」に近くて、文章量もコンパクトなんです。特に日本の文化は成熟して複雑化しているから、CINRA.NETをそのまま海外に持っていってはダメだ…!ということで、CINRAの強みである切り口や感覚を別のカタチで活かして作ったのが旅行ガイドの『HereNow』です。  

What is “Here Now”?

東京、京都、福岡、沖縄、台北やシンガポールなど、国境を超えて街ごとの「今」を紹介するシティガイドサイト。カフェ、バー、ホテル、ショップ、ギャラリーなど、注目のスポットやおすすめイベントを厳選して紹介している。

Source: HereNow 

台北┃Greenroom

 

Source: HereNow 

Singapore┃Brawn & Brains

情報コミュニケーションの違いって、どんな風に乗り越えられるんでしょう?

柏井:
インターネットが普及した今の時代、音楽やファッションだったら自分が好きなものの中に飛び込んでいって、自分にぴったり合うコミュニティを持つことが簡単にできますよね。「同じバンドが好き!」という価値観さえ共通していたら、たとえ海外の人とでも1時間や2時間、お互いカタコトの英語で語り合うことだってできる。国境も簡単に超えられる。

杉浦:
そう! それだけ情報が横断できて人がつながれるんだけど、旅行という分野だけは、ものすごく情報が画一化されてしまっていますよね。未だに ”シンガポールに行ったらマーライオン” で、”東京に行ったらまず浅草” という風に。個人個人の多様な価値観があるはずなのに、旅行はテンプレ化されてしまっていて。

だから、『デザインやクリエイティブという価値観を軸に旅行ガイドを作ったらこうなる』というのをHereNowでやってみたかったんです。各都市に媒体と連動させたコミュニティを作って、自分と価値観が似ている人と出会える場所を作れたら、アジアとも連体感のある、価値あるプラットフォームになるはず。まだ完成形ではないけれど、2年後くらいには理想の形ができていると思います。

 

マイナスをプラスに。伝えることの先にある可能性。

国境を越えて「好きなものでつながる」。これは、Pinkoiのテーマでもあります。

柏井:
そうですよね。音楽や情報は国境を越えやすいけれど、形のあるモノはどうしても仕組みが必要になる。Pinkoiはそういったハードルを越える可能性が詰まった場所だと思います。

杉浦:
日本の人口のバランスから考えると、ものが売れなくなる時代が来るというのは分かっているんですよね。産業も衰退していかざるをえない。だから、あとは外に出ていくしかない…という状況。でも、「つながり方」を知っていたら、ネガティブだったはずの環境がポジティブな結果を生んでいくんだと思います。

シンガポールからの帰国後に日本の各地をめぐったんですが、日本の文化、伝統、自然、芸術、ものづくりって本当に多様で豊かですよね。一つの言語だけで全てが成り立つ空間ということも世界的に珍しい。日本ってとても局所的で濃密な空間なんですよね。

閉鎖的だったからこそいろんな文化が熟成してる。それを完全にオープンにする必要はなくても、その中で特に光っているものはどんどん海外に伝わって、日本の可能性を広げていってほしいですよね。僕たちもそういうものを積極的に紹介していきたいと思っています。

国や言語を越えて、個々人の「好き」という価値観で様々なアイデアや商品やサービスがつながっていく世界はとても楽しそうでワクワクしますね。そんな世界を目指して、PinkoiもCINRAもお互い頑張っていきましょう! 杉浦さん、柏井さん、どうもありがとうございました!

 

記事のカテゴリー:トピックス

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