菊紋様の色絵皿

陶器 直径21.5cm 高さ4.8cm 器の半分に菊紋様の絵柄を描き、もう半分を備前の化粧泥を塗ることにより土っぽい感じの焼き物に仕上げました。 備前の化粧泥を掛けたところは釉を掛けない焼き締めです。ですから焼き締め特有のザラザラした土器の感触で、釉を掛けた菊紋様の絵柄の部分とは全く異なった手触りです。 異質なものの組み合わせというか対比の面白さですね。こういったものは結構好きで、いろんな試みの中の一つですが、まずまず上手く行きました。 この器は肉厚でずっしりとした重みがあります。 春信工房の色絵陶器は、使えるアートとして手作業の雰囲気と味わいを重視し、絵画のように色彩の濃淡や筆跡も大事にしています。 ※陶器の扱いはそれほど神経質になる必要はないのですが、磁器に比べると柔らかいので硬いものをぶつけないようにして下さい。特に洗う時は一つ一つ手洗いした方が良いでしょう。 洗った後は乾いた布で良く拭き取り(釉薬を塗っていない底の部分も)、風通しの良い所で乾燥させてください。 長い間使っていると骨董のような古色な雰囲気が出て来て、良い感じの味わいが出て来るのですが、あまり汚れが気になるようでしたら漂白剤を使用するのも良いでしょう。電子レンジの使用は止めた方が良いでしょう。 以上の点に注意していただけるだけで十分です。 産地/制作方法 産地日本