Pinkoiスタッフが行く中国・南京への旅。南京に残る歴史と現代建築に思いをはせる

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中国江蘇省の「南京」という都市を知っていますか? 南京は中国四大古都の1つで、古くから中国国内に残る歴史を感じることのできる場所。中国国内では老後を過ごしたい都市第7位にも選ばれています。

今回そんな南京へ家族とともに訪れたのは、Pinkoi台湾スタッフのStacey(ステイシー)です。中国の詩人、朱自清の散文集『南京』の中にはこんな一節があります。

南京を歩くということは、骨董品店を歩くようなものだ。どこへ行っても古い時代の痕跡がある。少しだけ触れたり、祈ったり。ゆっくりとはるか昔に思いを馳せることだってできる。

もし南京へ行く機会があれば、そんな古い歴史の残る美しい建築物を見に行って、ひと昔前の南京へタイムスリップしてみませんか?

 

歴史あふれる南京への旅

Source:Abigail Keenan

みなさんこんにちは。私はPinkoi台湾スタッフのステイシーです。今回私は家族と一緒に旅行に行ったのですが、自然の中を行くような探検風のプランは家族と行くには不向きだったので、上海から車で旅をすることにしました。上海から蘇州へ向かい、中国の古都「南京」へ。南京は中国六朝時代の首都で、生活や交通もとても便利です。大都市ではありますが、生活のリズムは早すぎず、ちょうどいい場所でした。

👉プチヒント:私のように学生時代に一番好きな中国古典文学が三国志演義だという人へ。南京は三国時代の東吳の首都なんですよ〜!

 

古典派なあなたにおすすめ「孔子廟景観区」

南京にある秦淮河の北岸には、「孔子廟」や「學宮(シュエゴン)」と呼ばれる古代の政府学校、「江南貢院(古代最大の科挙試験場)」などの古い建築物が集まっています。ここは江南文化学区の中心で、付近にある孔子廟市街地も中国で有名な伝統的市街地です。

 

毎年春節(旧暦のお正月)から元宵(旧暦の1月15日)までの期間、南京では孔子廟前で「金陵ランタンフェスティバル」が開かれます(「金陵」は南京の古い呼び名)。このランタンフェスティバルは、南京で最も大切にされている祭典の一つです。

 

 

中国で最も歴史ある『秦淮河(チンファイフー)』の河畔を散歩中、あたたかいお茶を飲みながら河辺でひと休み。周りに今どきの格好をしている人がいるのを見逃していたら、中国の古代にいるような錯覚を覚えてしまいそう。

 

 

夏の南京はものすごく暑いので、涼をとるためのアイスは必須!

▲ 南京で最も古いアイスメーカー「馬頭牌(マートウパイ)」の棒アイス。

 

暑くてたくさん汗をかいてしまったので、小豆の棒アイスを食べて体を冷やします。横に並んでいた現地の人が、このアイスは値段も味も祖父の時代から変わっていないんだ、と話していました。

 

中国古典文学を読んだり文化遺産を訪れたりするのが好きな人はもちろん、食いしん坊な私みたいに、ショッピングもグルメも楽しめる老街が好きな人は、ぜひ午後に時間を作ってこの孔子廟景観区をぶらぶらしてみてくださいね〜!

 

現代派なあなたにおすすめ「四方當代美術館 Sifang Art Museum」

この日は朝から一人でカメラを片手にバスに乗って、山の方へ向かいました。バスの終点から20分ほど歩くと、『四方當代美術館』に到着です。美術館はまるでこの山の中で修行する神秘的な仙人のよう。

 

『四方當代美術館』は南京の老山國家森林公園内にある美術館です。著名なアメリカ人建築家スティーブン・ホール氏の設計で、中国絵画の透視図法を用いて設計されています。公園内に薄く霧がかかると、別の世界に行き着いたかのような神秘感が漂うのだそう。残念ながら、私が訪れた日はあいにくの曇り空でした。

 

 

展示スペースはどこもかなり大きく、様々な芸術家が共同で設計した24の建築物が鑑賞できるようになっています。どの建築物にも各々の特色が散りばめられていて、林の中で静かに私たちの訪れを待っています。

👉プチヒント:屋外の展示スペースは広いので、動きやすい服とスニーカーで行くと◎。適宜水分補給ができるように水筒も忘れずに。日焼け止めと虫除けグッズもあると安心ですよ。

 

▲ 展示スペースをあちこち探検すると、草間彌生氏の作品『南瓜』にも出会えるかもしれません。

 

 

私が美術館を訪れたときは、ちょうど「Mountain Sites: View of LaoShan 山中美術館」という展示が開催されていました。現代建築や現代芸術が好きな人は、ぜひ半日時間を作って『四方當代美術館』を回ってみてくださいね。山の中を散歩しながらマイナスイオンをたっぷり吸いこんで、お腹が空いたらリュックからお菓子とピクニックシートを取り出せば、草原に寝ころんで過ごす午後時間の準備は万端です。

 

「四方當代美術館」
住所:南京市浦口区珍七路9号
営業時間:10:00〜17:00(月曜休館)
ウェブサイト:http://sifangartmuseum.org/en/index.php

 

芸術とは、自分なりに楽しむもの

旅行プランを決めるとき、私は必ずどこかで半日時間をつくって現地の美術館を回るようにしています。

 

ときどき一緒に旅行にいく友達に、「美術館? 私、芸術はよく分からないから一人で楽しんできて〜」と言われることがあります。芸術と聞くと敷居が高いイメージがありますが、私は芸術史を学んだことはないし、芸術系の大学を卒業したわけでもありません。

でも芸術は日常生活の一部分だと思っています。

ライブに行って聴く音楽や、美術館に行って見る絵画、その芸術をどう感じるかは人それぞれ違います。私は毎週末の決まりごとになっている家事の時間に、掃除をしながら流行りのロック音楽を流してデタラメな音程で歌を口ずさんでいます。大切なのは芸術が分かるか分からないかではなくて、楽しめるかどうかなんです。

 

編集部のひとりごと

中国南京の旅行記、いかがでしたか? 「芸術が分かるか分からないかではなく、楽しめるかどうか」という彼女の言葉を聞いて、今まで難しいものだと思っていた芸術への心のハードルが、なんだかぐっと低くなったような気がします。私はこのステイシーの旅行記を読んで、『秦淮河』のほとりや美術館の草地でゆっくり景色を眺めながら、のんびりとした午後の時間を過ごしたくなりました。今年のゴールデンウィークは10連休。普段頑張っている自分へのご褒美に、南京へのプチ旅行をプレゼントしてみませんか。

 

記事のカテゴリー:編集部のおすすめ

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