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ファッションが生み出す新しい価値とは?|洋服づくりの現場から②

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今まで知るチャンスが少なかった洋服たちが生まれる、その裏側。
洋服たちの誕生ストーリーをこの度KANA MATSUNAMIのデザイナー松並さんに教えてもらうことになりました。

連載「洋服づくりの現場から」第②回のテーマは…
サステイナブル・ファッション。

 

ーーー

こんにちは。
KANA MATSUNAMIのデザイナー松並です。
最近よく聞く「サステイナブル・ファッション」ですが、一体なんのこと? と思う方も多いのではないでしょうか。

「サステイナブルとは持続可能であるさま 」という意味。
でも、日本語訳を読んでも、まだ頭の中が「?」となるのは私だけでしょうか。 

 

もう少し詳しく見てみることにしましょう。

サステイナブルとは特に、地球環境を保全しつつ持続が可能な産業や開発などについていう。持続可能であること、とくに環境破壊をせずに維持、継続できるという意味の英語。

これを読んでまず思ったのが「エコ(eco)」と何が違うんだ? ということ。
では何が違うか…、調べてみると

将来のための地球環境の保全、未来の子孫の利益を損なわないことを前提にした社会発展、などといった視点が、従来の環境問題への取り組みと比べて斬新なことから、さまざまな分野に広がっている

この「未来の子孫の利益を損なわないことを前提にした社会発展」という部分が重要なようで、この中にエコロジーや人権尊重なども含まれているようです。

 

と、前置きが長くなってしまいましたが、そんな今話題のサステイナブルファッションなnewコレクションが、あのH&Mからリリースされました。プレスリリースのパーティーへ場違いながらお邪魔し、勉強してまいりましたのでその様子をお伝えしたいと思います。

 

世界的ブランドが取り組むサステイナブルファッション

去る4月13日、会場はなんとスウェーデン大使館(!)

新しくローンチされた“H&M Conscious Exclusive 2018”はスウェーデン人アーティストのカーリン&カール・ラーションの邸宅からインスピレーションを得たデザインだそうです。

 

大変申し訳ないのですが私の勉強不足のせいで、お二人のお名前を存じ上げず「どなたかしらん?」となってしまいましたので調べてみることに。

ーーーー

カーリン・ラーション 
1859年 スウェーデン生まれ 
女流画家 (カール・ラーションの妻)
https://ja.wikipedia.org/wiki/カーリン・ラーション

カール・ラーション 
1853年 スウェーデン生まれ 画家
フランスの印象派画家に多大な影響を与えたとされる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/カール・ラーション

* 詳しくはリンクの各Wikipediaで

 ーーーー

なるほど!2人のラーションは画家夫婦。
しかし「彼らの家からインスピレーションされたコレクション」と言われてもまたまた「?」となったので、さらに調べました。

彼らのお家の様子がうかがえる写真を見つけました。こちらです、どうぞ!

source:http://www.carllarsson.se/en/garden/

「世界で最も有名で最も描かれているアーティストの家のひとつ」と紹介されています。暖かみのある空間の中にポイントの色使いが素敵な邸宅です。邸宅にはカーリン・ラーション氏が自ら製作したタペストリーや刺繍があり、愛情をたっぷり注いだお庭には季節の花が咲きほこっていたそう。

 

そしてそんな素敵なスウェーデンアーティスト邸宅からインスピレーションを受け、更に最新の技術によって生まれたサステイナブルな生地を使用した “H&M Conscious Exclusive 2018” がこちら!↓

会場の様子。

富永愛さん着用のドレスもサステナブル素材ECONYL(漁網やその他の廃棄物から採取されたナイロンをリサイクルした素材)

 

H&Mのサステイナブルな取り組み

パーティー会場ではどのようにH&Mがサステイナブルな取り組みを行っているかを聞くことができました。

リサイクルまたはサステイナブルな素材を利用した商品が2017年では商品の35%になったそうです。(2013年スタート当時は11%)。そして2030年にはサステナブルな素材を利用した商品の目標を100%に掲げているとのことです。

 

 H&Mが実践している“ サステナブル“とは…

一部のみですが具体的な例をご紹介します。

◎新しい素材の開発
・捨てられたペットボトルなろ海洋廃棄物からの再生素材

◎リサイクル
・実績としてペットポトル1億本に相当する再生ポリエステルを使用。
・使用したコットン59%はサステイナブル資源である。(2020年にはサステイナブルコットンのみの使用が目標)
・古着の回収。(1万8000トン=Tシャツ8,900枚相当)

◎使用する電力
・96%は再生可能エネルギー源に由来

◎労働環境改善
・バングラデシュの100%の衣料製造ユニットが、従業員代表者を決める民主的選挙を実施。計2,282人が選ばれ、うち40%が女性を占めた。

利益だけを追求するのではなく、未来を考えた取り組みで。

H&Mのような世界的に大きな企業がこのような取り組みをしていると知って、素直に「いいね!」と思いました。こういう動きがどんどん広がっていっていくといいなぁと思います。

 

ー 編集後記

松並さんが実際に取材に行ってくださった、H&M新作コレクションの発表会を様子を見て、私は「持続可能な社会や環境」に向けて今何ができるのかな? って考えてみました。

もちろん、電気や水などの資源を大切につかうこともそう。そしてさらには、今自分が辛いことを次の世代が同じ思いをしないように、改善していくことにも挑戦したいな…。そんな気持ちになりました。

あなたは今日、未来に向けて何をしますか?

テキスト:松並 加奈|KANA MATSUNAMI
編集:岸本 洋子

 

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