レザー蝶番の名刺入れ red leather and golden stitching

革と糸だけで作った２列の蝶番で開閉する名刺入れです。 栃木レザーをふんだんに使っているので、ふくよかな厚みとコバ（革の裁断面）の丸みが生まれました。 個性が際立つ革の蝶番は、独自に研究してきた製法によるもの。 複雑な裁断と成形の後に、一つひとつの歯を少しずつ削って噛み合わせを調整するという手の込んだものです。 台湾では赤色と金色の組み合わせがとても縁起がよいものと知り、艶やかな赤い革を金色の糸で縫いました。 赤は艶やかなアニリン仕上げ革。最もエイジングを楽しめると言われる植物タンニンなめし革です。 ポケットは４つです。 内側は、マチのついたご自身の名刺のストック用ポケットの他に２つ。 外側にも汎用のポケットが一つ付いています。 水濡れは沁みの原因になりますので避けて下さい。万が一水がかかった場合には、柔らかいタオルやスポンジで全体に優しく水を染み込ませることで沁みになるのを防げます。 お手入れについては、革用のクリームやオイルは不要です。埃はブラシで払って下さい。 靴や鞄のような使用中のストレスがない上、蝶番で開閉することにより折り曲げる部分の革がくたびれてくることがありませんので、指先の僅かな油分が少しずつ浸透するだけで十分です。 エイジングを最も楽しめると言われるタンニンなめしの牛革ですので、数年から数十年の長い期間の中で味わいのある色味に変っていくのもお楽しみいただければ幸いです。 【栃木レザーとは】 生きていた証である毛穴や血筋（血管）もそのままに、鼻を近づけるとかすかに香ばしいかおりがします。 牛革本来の自然な魅力を伝える「栃木レザー」は、栃木レザー株式会社（栃木県栃木市）によって “皮” から “革” へ鞣（なめ）された牛革です。 有害な薬品を使わず、ミモザ樹皮から抽出されたタンニンを用いたフルベジタブルタンニン鞣（なめ）しのヌメ革。1937年の創業時から受け継がれた20プロセスに及ぶ手間を掛けて鞣（なめ）された最高級の牛革です。 革本来の魅力である肌目の「栃木レザー」は、国内だけでなく海外の一流アパレルメーカーからも高く評価されています。 【栃木レザーの証、赤タグについて】 赤タグは100％「栃木レザー」で制作した作品にしかつけることが許されません。 “Your Side Door” では3000円以上の作品に「栃木レザー」の証である「赤タグ」をお付けしておりますが、全ての作品は「栃木レザー」を使用しております。 同じ栃木県に所在するものとして、誇りをもって100％「栃木レザー」で制作しております。 【仕様】 ・素材（外側）：牛革（栃木レザー、アニリン仕上げ） ・素材（内側）：牛革（栃木レザー、生成りのヌメ革） ・糸：麻 ・厚さ（畳んだ状態）：約1.6センチ ・縦の長さ（畳んだ状態）：約11.0センチ ・横の長さ（畳んだ状態）：約7.3センチ ・ストック用ポケットの容量：約5.5ミリ（標準的な名刺で約25枚） ・重量：約45グラム *在庫管理には細心の注意を払っておりますが、アトリエでの対面販売等により入れ違いで欠品となる場合があります。 万が一欠品の場合、再制作の日数の目安をお伝えすると共にキャンセルのご希望をお尋ねいたします。 *使用している革は吟面を顔料で塗ったものではありませんので、色むら、血筋（血管の跡）、トラ（生前のシワ）、バラ傷、虫さされの痕、鉄分残りの黒ずみ、毛根の名残等があります。 タンニンなめしの牛革の中でも、このような天然皮革ならではの特徴が強く現れるナチュラル（生成り）やアニリン仕上げの革を使用しています。 *掲載している画像は、撮影時の光の具合やお使いのディスプレイによって色味が異なる場合があります。 *全て一点物の手造りのため、多少のゆがみの違いや目立たない傷や色むら等がある場合があります。