【19世紀 真鍮製エナメル卓上ミニ秤】
この小さく精巧なアンティークは、19世紀末から20世紀初頭にかけての卓上秤で、
当時は郵便物や薬の計量によく使われていました。
そのデザインは、工芸と科学のロマンティシズムが融合しており、典型的なヴィクトリア朝の「scientific curiosity(科学的好奇心)」に属します。
当時の紳士の書斎に置かれていたであろう、実用的な装飾品です。
🔸 素材と技法
全体が高光沢の真鍮でできており、台座には色鮮やかなエナメルで幾何学模様が象嵌されています。
これは「シャンルヴェ(champlevé)」技法によるものです。青、白、赤の三色のエナメルは層がはっきりと分かれ、
多くの国の国旗にも使われているこれらの色は、優雅さの中に新古典主義のスタイルを宿しています。
🔸 構造と機械的な魅力
円形の文字盤には0-50の目盛りが刻まれ、葉の形をした針と連動しています。
上部の小さなトレイは元々手紙や薬の粉を置くためのもので、内部のバネ機構で重さを測り、針が正確に重量を示します。
🔸 年代とスタイル
約1880年から1910年の間に製作され、ヴィクトリア後期とアール・ヌーヴォー期の境目に位置します。
優雅なプロポーション、繊細なライン、そしてエナメルの配色が、19世紀の工芸機械の美意識を完璧に表現しています。
この種の秤は、科学機器と芸術的装飾の交差点に位置するコレクターズアイテムであり、
針がまだ敏感に動き、エナメルが良好な状態で保存されていれば、ヨーロッパ市場ではハイエンドの小さなコレクション品とされています。
「書斎のデスクにも、オフィスのデスクにも、19世紀のクラシックな優雅さを自然に漂わせます。」
*当店で取り扱っているのは、ヨーロッパのアンティーク、ヴィンテージ品、古物です。
長い年月を経ているため、一部のアンティークにはわずかな歴史の痕跡や黒ずみ、
小さな欠けなどが見られる場合があります。新品同様の完璧な状態ではないことをご了承ください。
しかし、これらはそのレトロな美しさを損なうものではありません。
完璧を求める方や、新品の購入に慣れている方は、ご注文前によくご検討ください。
私たちと同じように古物を愛してくださる方との出会いを心待ちにしております。
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