香脈無声 | 手捻り香錐 . 語行深

【 香脈無声（こうみゃくむせい）| 手捻り香錐（こうすい）· 語行深（ごぎょうしん）】 自由とは、道に沿って連なる抱擁。 微細な出来事に足を踏み入れることは、微細な変化と調整に入っていくことと同じ。 私が発見しようと試みる時、心身に「空間」が現れる… 浄化方法： 日光、〈グリーンターラマントラ〉と〈ホワイトターラマントラ〉の詠唱。 天然成分： 甘丹草（かんだんそう）、ツツジ、沈香、白檀（びゃくだん）、紫檀（したん）、サフラン、蜂蜜など。 用途： 去晦（きょわい/不浄を除く）、増益（ぞうやく/利益を増す）、薫香、瞑想。 - 🌿 植物からのメッセージ ヒマラヤ山麓と熱帯雨林の奥深くで、五柱の高原植物の深い響きが語られます。これらは厳寒と強風の中で内なる強靭さを磨き上げ、変化の中でいかに自身の空間を聞くかを教えてくれます。 𓇣 甘丹草（かんだんそう）| ヒマラヤ山脈の耐寒性の旅人。苦味の中に清香を帯び、標高三千メートルの永久凍土でゆっくりと広がる。その根茎は老僧の静脈のようで、チベットの医典には、三毒を平衡させ、心智を山泉のように澄ませる力が記録されており、遊牧民を果てしない雪原を越えて伴いました。 𓇣 ツツジ（杜鵑）| チベット高原の烈火の如き花の精霊。貧しい砂利の上で強烈な紅を咲かせ、花びらは霜の中で散っても芳香を残します。その香りは雲のように柔らかく、細かく湿らせたハーブや果実の蜜のようであり、地元の人々に守護神と見なされています——伝説では、山神が転生した涙であり、霧の中の道を照らし、内なる微かな声を聞き、魂が未知の転機に勇敢に立ち向かうことを可能にします。 𓇣 白檀（びゃくだん）| インド老山の温和な長老。乾燥した赤土で二十年の試練を経て、乳香と混ざり合うミルクのような油脂が、渇いた者への恩返し。仏教の古籍には、菩薩の囁きのように、行者を心の深部へ導き、執着の枷を解くと言われています。 𓇣 紫檀（したん）| スリランカ熱帯雨林の紫衣の賢者。百年もの虫食いや嵐を経て初めて、濃紫色の心材を現します。その木香は古書のように重厚で、不朽の知恵を象徴します——南伝仏教の物語では、釈迦が説法を行った座席であり、聴衆の心境を宝石のように幾層にも透き通らせました。 𓇣 サフラン（藏紅花）| カシミール高原の朝陽の使者。零下の厳寒の中で、花粉の甘い香りと薬草の土の香りを分かち合います。一つの花から三本の雄しべを手摘みし、その赤い糸は血の涙のように貴重です。ペルシャの古詩はこれを「砂漠の微笑み」と称賛し、眠っている知覚を目覚めさせ、心身が孤独の中で内なる光を咲かせることを可能にします。 ・ 🧘 もし、この香りに足を踏み入れるなら 未知の生活の一隅に足を踏み入れ、植物たちの辛香と柔らかな響きを、煙の中で織り交ぜながらじっくりと味わいましょう。それは私たちを微細な出来事へと導き、休んでいる心身が隙間へと流れ込みます。途切れなく続く傾聴が、雰囲気を穏やかで清らかにします。今こそ、煉気化神（れんきかしん/気を練り神を化す）、調心化境（ちょうしんかけい/心を調え境地を化す）の最良の時です。心を水晶玉のように透き通らせるのを観想し、眠っていた知覚を自然に現れさせましょう。クリアで自由自在な洞察力は至る所に存在することを私は理解します。この洞察力と繋がる時、雲霧の奥深くにある本質を自然に見ることができます。「朝、転換の岐路、日々の移り変わりの中、別れを告げる時や、新しく始める必要がある時」にそっとこれを灯し、残った温もりと安詳を周囲の空間に沈ませ、全てをこの瞬間に委ね、自然と生活への感謝を捧げましょう。 だから、一緒にこの祝福を捧げましょう： 「願わくば、この煙が、私を余白の場所に安らぎへと導き、 願わくば、この香りが、昨日の執着と未来の恐れのために灯りを残し、 好奇心をもって、探求し、 自由な心をもって、看取する。」 一筋の煙の中にある甘丹草、白檀、紫檀、そしてサフランが、 今や**「語行深（ごぎょうしん）」**の空間に練り込まれました。私たちがこれを灯す時、実は高原の古の儀式を再現しているのです—— **「語行深」**を灯す度に、 それがあなた自身への優しき許しとなりますように： 変化を許し、離れることを許し、 そして、より深い到着を許す。 次の未知の、しかしもはや恐ろしくない曲がり角へと進み続けるために。 ⍋ ⚠️ 使用方法/注意事項 ・燃焼後15〜20秒で火を吹き消してください（約25分間燃焼可能）。香材を焚くと、器に跡が残ることが避けられません。 ・受け皿は、滑らかな面である方が掃除しやすく、または、燃焼後の灰を受け皿の底に敷くことで汚れを減らすことをお勧めします。 ・アレルギー反応が出た場合は、使用を中止してください。天然製品のため、返品・交換はできません。ご了承ください。