希少な逸品：日本統治時代の台湾肖楠木箱、一枚板、微細なひび割れや欠けもそのままに

日本統治時代に作られた、希少な台湾肖楠木の一枚板木箱。微細なひび割れや欠けもそのままに、当時の趣を色濃く残す美品です。実用性も高く、めったにお目にかかれない逸品。 外寸：71cm x 41cm x 30cm（台湾以外の地域への発送は行っておりません。直接引き取りの場合は500元お値引きいたします。郵便局での発送も承りますが、輸送中の破損に対する補償は致しかねます。ご了承いただける方のみご入札ください。） （表示価格は1点あたりの価格です。上記サイズは最大値を計測しており、多少の誤差が生じる場合がございます。） 工芸：外観から判断するに、日本統治時代に作られた肖楠木（しょうなんぼく）の品です。台湾光復初期の品物で、その形状や外観は一般的な初期の木箱とは一線を画します。作り込みや取っ手の様式も珍しく、当時の富裕層が使用していたものと思われます。日本の姓が刻まれており、使用に伴う傷やへこみは避けられません。何しろ80年もの歳月を経た古い品物ですから。取っ手が一つ欠けていたり、微細なひび割れや欠けが見られますが、光復後の二代目所有者が丁寧に補強を施しています。その手法や素材からは、物を大切にする心が伝わり、非常に細やかで丁寧な仕事ぶりがうかがえます。おそらくあと100年は使えるでしょう。虫食いはなく、これまで見てきた木箱の中でも非常に頑丈で実用性に優れており、全体的な状態も良好です。以下は、私が仕入れた際の売主（おそらく三代目所有者）との会話です。「これは私が仕入れたものです。素材は台湾檜（ひのき）hinoki（黄檜）で、今は伐採が禁止されています。とても良い香りがするので、私は物を入れるのに使っています。とても実用的ですよ。今ではこんな状態の良いものはなかなか見つかりません。今の職人さんの工賃は非常に高騰していますし、材料費はまだ計算していません。もしこの素材が肖楠だったら、もっと価値があったでしょうが、今ではもう見つかりませんね……」