荏苒（じんぜん）シリーズ 構樹皮ペンダントライト BKCDLR | インテリア照明デザイン

荏苒（じんぜん）シリーズ【構樹皮ペンダントライト BK-CDLR】 時は流れ、光もまた然り。 この構樹皮の五角形ペンダントライトは、時間の流れと自然のリズムへの深い共感から生まれました。内部に骨組みはなく、構樹の樹皮繊維が互いに支え合い、組み合わさって形作られています。それは、自然界に存在するすべてのものが、ゆっくりと、しかし力強く、安定したしなやかさを持っているかのようです。 多角形の立体的なフォルムは、まるで時間の節目であるかのように空間にそっと浮かびます。樹皮の繊細な織り目を通して光が差し込み、自然の質感を室内に映し出し、穏やかで温かく、控えめな存在感をもたらします。 「荏苒（じんぜん）」は、単なるシリーズ名ではありません。それは、光と時間とともに、工芸と自然素材がゆっくりと開花していくような生き方を意味しています。 台湾構樹工芸 | 台湾固有の構樹を使用し、手作業で叩いて樹皮布にしています。 骨組みなしのデザイン | 樹皮繊維そのものをつなぎ合わせて形作られており、素材本来のしなやかさと軽やかさを表現しています。 柔らかな光と影 | 半透明の自然な木目が光を和らげ、落ち着いた雰囲気を作り出します。 商品の特徴 | ランプ本体には防水PU塗料が施されており、耐久性と防湿性が向上しています。 | 製品仕様 | ・ランプ本体サイズ: Sサイズ: 長さ28 x 幅28 x 高さ22cm Mサイズ: 長さ38 x 幅38 x 高さ32cm Lサイズ: 長さ48 x 幅48 x 高さ42cm ・素材: 構樹樹皮、木製リング ・照明情報: LED 全電圧13W (S、Mサイズ)/16W (Lサイズ) 電球色電球 (ご希望に合わない場合は、ご自身で電球を交換できます) E27 アルミ製ソケット ペンダントライトコードの長さ120cm (延長または短縮をご希望の場合は、ご注文時に備考欄にご記入ください) ご注文はデフォルトでダクトレール用ペンダントライトとなります。プラグ式またはシーリングライトへの変更をご希望の場合は、ご注文時に備考欄にご記入ください。 ★| ご注意 | 1. この商品は天然素材と手作業で作られているため、サイズに若干の誤差 (±2cm) があります。構樹の樹皮の色、木目、成形された形状は、写真と完全に同じではありません。これらは欠陥とはみなされず、返品・交換はできませんので、あらかじめご了承ください。 2. この商品は、お客様による形状やサイズの指定はできませんので、ご了承ください。 3. 樹皮の節や隙間、部分的な黄ばみは、すべて自然な現象であり、商品の欠陥とはみなされません。 | 使用とお手入れ方法 | ・屋外や長時間の直射日光、湿気の多い環境に置かないでください。 ・長期保管のために箱に入れる場合は、十分に乾燥していることを確認し、密閉容器に入れ、乾燥剤を入れて乾燥した状態を保ってください。 ・定期的にブラシでほこりを取り除き、汚れがある場合は水で湿らせた綿布で拭いてください。 ・樹皮のランプ本体は硬化剤と仕上げ塗料で処理されていますので、通常通り保管してください。ただし、落下や強い衝撃を与えないでください。 ・ご自身で電球を交換する場合は、LED電球を使用してください。 | 構樹皮工芸について | https://live.staticflickr.com/65535/54431412325_be3ce70fc_b.jpg 構樹は台湾の固有種で、主に平地から低地の山間部に分布しており、日当たりの良い開けた土地で繁殖力と成長力が旺盛です。台湾各地の道路脇、公園、多くの空き地などでよく見かけます。構樹は樹皮に繊維が豊富に含まれているため、かつては宣紙、綿紙、紙幣の優れた原料として使われていました。植物全体が乳液を分泌し、糊の原料としても利用できます。構樹の樹皮繊維は非常に伸縮性に優れており、原住民の伝統工芸では、木槌で叩いて繊維を伸ばし、布にして日常着を作っていました。 https://live.staticflickr.com/65535/54431412440_6e37147487_b.jpg 構樹を採取する際は、まず製作する品目を想定し、適切な太さの構樹の枝を選んでから、枝を切り落とします。構樹は成長が旺盛で、枝を切り落としても萌芽や側芽を伸ばして成長を続けます。1年以内に、構樹は3メートル以上の高さに成長することがあります。 構樹の樹皮の木目や色は多様で、自然な木目の変化は構樹工芸における重要な創作要素の一つです。 https://live.staticflickr.com/65535/54431412495_e09b885918_b.jpg 構樹の樹皮繊維は、他の樹種の樹皮にはない独特の伸縮性を持っています。樹皮を湿らせてから槌で叩くと、表面の茶色い樹皮が割れて、内側の伸縮性のある白い樹皮繊維が現れます。叩く過程で繊維は徐々に横方向に伸び、叩く回数が多いほど伸びる幅が大きくなり、樹皮も薄く柔らかくなります。繰り返し叩くことで、樹皮は元の幅の4〜5倍まで伸びることがあります。 叩く回数や方向を変えることで、異なる質感や表情の樹皮布を作ることができます。叩き終えたら、樹皮を乾燥させて布として使用します。 | ダーク・フォーエバーについて | https://live.staticflickr.com/65535/54414067145_652888fd32_h.jpg ダーク・フォーエバーは、樹皮繊維工芸を核としたデザインブランドで、パイワン族とルカイ族の文化に根ざした4人のチームで構成されています。 私たちは、文化は流動的であり、日常生活の中で実践し、継承していくことで初めて、自然に生活に溶け込み、私たちの一部となると信じています。土地との関係を再考し、生活文化の根本が自然の採取と利用にあることを発見しました。この馴染み深くもどこか見知らぬ環境の中で、私たちは構樹という、かつて祖先が布を織るために使っていた植物が、今では無用なものと見なされていることに改めて気づきました。私たちはこの古の知恵を取り戻し、樹皮の採取、デザイン、製作を通して、家具や照明などのインテリアとして新たな価値を見出し、伝統工芸が持続可能な形で現代の生活に溶け込むことを目指しています。 ダーク・フォーエバーは、土地の生活様式を学び、実践する私たちの姿勢です。作品に触れる人々が、構樹の自然な木目を感じるだけでなく、採取から創作までの過程、つまり、自らの手で生活を探求し、土地とのつながりを再発見し、文化が時を超えて継承されていくことを感じてくれることを願っています。