『青青的島 島嶼記録誌』
最も遥かなる旅路へと出発し、
靴底と魂に世界の土を纏わせましょう。
私たちは海風と星の光を身に纏い、
海を越え、山々を越え、
ついに最も遥かなる場所に辿り着きます。
それは心の向かう場所。
曠遠の彼方から詩が響き渡り、
その詩は世界から、そして心の奥底から生まれます。
真の「到達」。
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旅札を今ご購入いただくと、表紙・裏表紙のポストカードをそれぞれ1枚ずつプレゼント!
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**島嶼記録誌 第三誌 旅札**
この世界の静かなる声に耳を傾け、
文字の広野で生命の輪郭を探求しましょう。
さあ、かつては最も荒涼とした意識の辺境だと思っていた場所へ。
そこで、最も輝く星の光に出会うでしょう。
もしあなたが望むなら、私たち、共に歩みましょう。
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旅札には、ニュージーランド南島、ミャンマー、チェンマイ、蘭嶼での旅で感じ、インスピレーションを受けた様々な出来事が収録されています。
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旅札は、本体にブックカバーが付属しています。
本体の表紙には「青青的島」のポストカードと同じマフィン紙を使用しており、手に取って読むと素朴で温かみのある手触りが楽しめます。
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**目次:**
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世界であなたは何を探していますか?
< ニュージーランド 南島 >
旅の途中で、丁寧に暮らす。小さな青いバッグ
谷を越えてあなたに会いに行く。クック山国立公園
川辺の木小屋。ミルフォードサウンド
心安らぐ場所が我が故郷。ワナカ湖
夕焼けの町。ホキティカ
またいつか。南島との別れ
< 世界 >
雨季に。タイ・チェンマイ
裸足の子供たち。ミャンマー・バガン
人の島。蘭嶼(ランユイ)
あとがき その一 三つの銀河
あとがき その二 島嶼記録誌-アイスランドの後。ただあなたのために一枚の小さなカードを描きたい
あとがき その三 意識の静かなる飛行
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旅札は全191ページ。
このページは、まるで手紙を書くように、
全文を手書きで、あの美しい夕焼けの中に添えています。
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**《旅札に収録されている旅の地の小さな物語について》**
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《ミャンマー編》
**(2017/10 私の日記より)**
:「そこには何があるの?」
飛行機で5時間シンガポールへ、さらに3時間ヤンゴンへ飛び、夜行バスで10時間バガンへ。だから、そこには何があるの?
「そこには何があるか分からないからこそ、私は行ったんです。」
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**(2017/10/18 私の日記より)**
別れの時。
今日の早朝6時、10時間の長距離バスの旅を終え、私たちはヤンゴンに戻った。
眠い目をこすりながら外を見ると、ヤンゴンの雲は相変わらず多いけれど、地平線の向こうには黄金色の朝陽があった。本当に黄金色で、あんなに黄金色の太陽を見たのは初めてだった。角度も新鮮で、地平線にとても近い。島の中央に連なる高い山脈のため、西部に住む私にはこのような太陽は見えない。別れの贈り物だろうか?この母なる川が洗い流してできた豊かな土地も、別れを告げる時なのだろう。
今日の午後、ヤンゴン市内をぶらぶらと歩きながら、「すべてを大切に、たとえ何も持っていなくても。」というジェイ・チョウの歌詞がずっと心に浮かんでいた。
すべてを大切にしよう。どんなに辛くても、あなたが生まれた場所から、この世界には、あなたよりもっと辛い人生を送る人がいると決まっているのだから。
旅をする上で、人間中心であることを忘れず、自分の初心を忘れず、自分と世界を省みることを忘れず、この世界にもう少しの善意と、もう少しの笑顔を忘れずに。
またいつか。
ヤンゴン、またね。ミャンマー、またね。
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**ミャンマー随筆**
一番心地よいのは、やはり毎日の夕暮れ。
私たちは仏塔の上か、あるいは川辺で、日がゆっくりと沈むのを見ていた。
静かで、原始的。それは放浪に適した雰囲気で、思索にふけり、孤独を感じ、他人を遠ざけ、ただ夕日だけを受け入れることができる。
誰もが魂に自分だけの色彩を持っている。
あなたは森の色、紺碧の色、あるいは夜のように漆黒の色。
もし私の魂にただ一つの色しかないと言うのなら、
私の魂は、夕日の色であってほしいと願う。
どうか、夕日の色であってください。
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《蘭嶼(ランユイ)編》
**(2018/5/18 私の日記より)**
さようなら、蘭嶼。またいつか。
船に乗り、小さな島を離れる。名残惜しいけれど、それでも出発した。
私はいつも言う。行きたい場所がある時、それはきっとその場所があなたを呼んでいるのであり、あなたが唯一できることは、その呼びかけに応えることだと。
世界には数え切れないほどの地名があるけれど、あなたは一体なぜこの地に来たのだろう?
去年の冬、突然この島を訪れたいという強い願望に駆られ、ずっと待っていた。北東の季節風が去り、トビウオの魂がタオ族の故郷の島に戻ってくるのを。
私は確かに聞いたのだと思う、島の呼びかけを。
その後、あるきっかけでタオ族の作家、シャーマン・ランポアンのインタビューを見て、
すぐに彼の作品を本棚に収めた。彼の語る部族の物語、海の物語、トビウオの物語は、あまりにも美しかった。
地名が単なる地名ではなくなった時、私は『星の王子さま』のキツネのように、手なずけられた。まだ到着する前から、私にとって特別な意味を持っていたのだ。
ポストカードの記事にコメントやメッセージをくださった皆さん、ありがとうございます。能力に限りがあり、わずか数枚しか送れませんでしたが、一文字一文字すべて読みました。すべての共有に感謝します。ここに、ポストカードに書き記した言葉を捧げます。
**辿り着く前に、私は自分に誓った。**
**あなたを見た最初の瞬間、たとえあなたがどんな姿をしていても、**
**私はあなたを愛するだろうと。**
**蘭嶼へ。**
そう、あなたを見た最初の瞬間、たとえあなたがどんな姿をしていても、私はあなたを愛するだろう。
私、来たよ。知ってる?
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**旅札のページについて**
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**序詩**
緑豊かな島で
生命が私に問いかけるのを聞いた
優しく沈黙の答えを与えた
それ以来
島には私の最も寂しい旅路があり
私の意識の最も優しく、最も荒廃した部分がある
あなたも来ませんか?
私が集めた生命の風雨
凝結し、降り注ぎ、育んだ
一面の草原、一度の開花期を見に
遠い昔から
育ち始めた古の森を眺めに
そこには泥となった私の日記があり
苔むした私の憂鬱がある
さあ、来て。
島の四季をもう一度見て
そこには私の
生命の悲しみと喜びがある
そして毎日、潮の満ち引きが
どれほどの縁の出会いと別れを
もたらし、また連れ去るかを聞いて
そして山、山はそこにある
重すぎる荷物は持って行かないで
悲しみを包んだ身体を
草木に優しく撫でさせ
風と共に川に沿って旅をさせよう
島の山の中はいつも
一時の微風、一時の小雨
夜
あなたは崖の端で
キャンプファイヤーを焚き
待つ、星の光が
あなたの盲目の心を照らすのを待つ
待つ、日の出の太陽が
あなたの湿った目を乾かすのを待つ
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世界であなたは何を探していますか?
夕暮れの啓示について。
「私の魂は、夕日の色。」
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**/ニュージーランド南島編/**
明日、国道73号線をひたすらクライストチャーチへと走り、このロードトリップが正式に終わることを思い出すと、突然理解した。旅は到着から始まり、別れの連続なのだと。
人生と同じように。
もし旅に必修科目があるのなら、それは「今を生きる」ことだろう。私たちは常に過去のあらゆる瞬間と別れていく。最も美しいものも、最も痛いものも、最も幸せなものも、すべてはいつか去っていく。
もし生命の本質が絶え間ない別れであるならば、私たちが持ちうるものは、ただ「今」だけなのだ。
「今」に、過去も未来もない。「今」には、ただ自分だけ、ただお互いだけがいる。私たちはこの瞬間、この「今」に共に存在する。
ただこのことを理解するだけで、自分がどれほど幸運で、世界に恵まれていると感じられるのだと、気づいた。
目覚めると、海辺の小さな町に別れを告げ、別の場所へ。窓の外の景色は絶えず変わり、雪山、渓流、湖。この絶景の中で、私たちはこの瞬間を分かち合い、同時に過去にも別れを告げ、そして顔を見合わせて微笑む。
「Happiness only real when shared.(分かち合って初めて、幸福は現実となる)」人生とは、これで十分なのだ。
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「目を閉じると、私たちの魂は飛ぶことを止めなかった。私は意識を外へと向け、より遥かなる彼方へ、心身ともに世界に開かれるその瞬間へと向かわせた。その瞬間、私たちは限りなく満たされ、限りなく幸福だった。」
「ニュージーランド、またいつか。」
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帰り道
この遠方から、連れて帰れるのは風霜だけ
別れを告げる、この街に、この雨季に
手を振る
一片の魂を残して
雨の中に、風の中に
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チェンマイ編。
毎日目が覚めると、身支度を済ませて1階の交流スペースで朝食をとっていました。このホステルには、24時間軽食、トースト、インスタントラーメン、飲み物、ヨーグルトなどが提供される、とても気の利いたサービスがありました。だから、何時に起きても、夜中にお腹が空いても、朝食を逃す心配も、お腹を空かす心配もありませんでした。朝食中に、私は掃除のおばさんとおしゃべりしました。彼女は私がチェンマイで初めてできた友達です。
初めて会った時、彼女は私に言いました。「あなたが台湾から来たお嬢さんね。」
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ミャンマー編。
「北へ行け、赤土の道に風が舞い、わずかな砂塵を巻き上げるのを見に。
北へ行け、そこにはたくさんの裸足の子供たちがいる。
北へ行け、そこは微笑みの国。
北へ行け、誰かを見つけて彼らの子供時代、彼らの世界へと案内してもらえ。
北へ行け、仏塔に登り、遠くを眺めよ、日没であろうと日の出であろうと。
旅人よ、ただ北へ行け。そして私は、もう行く。」
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蘭嶼(ランユイ)編。
私にとって、蘭嶼の旅はたった7文字で表せる。
「山を見て、海を見て、夕日を見る。」
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本文は画用紙、
本の本体の表紙と裏表紙はマフィン紙、
ブックカバーはアイボリー。
全191ページ、台湾製。
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その他の島嶼記録誌
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島嶼記録誌 アイスランド:https://www.pinkoi.com/product/2eFhKXMy
島嶼記録誌 北海道鉄道旅:https://www.pinkoi.com/product/GrSNTheW
島嶼記録誌鉄道旅+全セット写真ポストカード:https://www.pinkoi.com/product/ySDYgK7X
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