落ち着いた深みのある鬼志野釉に、繊細な金彩を施し、神秘的で力強いダークな雰囲気を漂わせます。蓋の摘(つまみ)には精巧な彫金の金蟾(きんせん)があしらわれ、財運と富を招く象徴として満ち足りた気配を放ちます。独自の工芸と東洋の美学が融合し、お茶の時間を儀式のような趣に変える、個性が光る逸品です。
摘などの立体的な造形は手作業で彫塑されており、生き生きとした吉祥の意匠となっています。お茶を淹れる実用的な茶器としてはもちろん、使わないときには茶席を彩るオブジェとしてもお楽しみいただけます。
使用されている志野釉は、長石を主原料とした白釉で、日本・美濃を起源とするものです。余先生が特別に調合した志野釉を器に施し、焼成することで、温かみのある柔らかな色合いと豊かな層が生まれます。
鬼志野スタイルの釉面は、素焼き後に暗色の志野釉を施し、窯内の温度と高温還元を精密に制御することで、神秘的で重厚なダークトーンに仕上がります。
器の内側は志野釉の滑らかな釉面となっており、使い込むほどに細かな亀裂(貫入)が生じ、金絲鉄線のような模様が浮かび上がります。日常的にお茶を淹れることで茶色が模様に入り込み、約一ヶ月で亀裂が見え始め、二〜三ヶ月後にはより色鮮やかに。あなただけの茶紋が刻まれていきます。
仕上げの金彩は、24K 液状の純金を使用し、手描きで施したのち焼き付けを行っています。その光沢は温和で控えめであり、光の加減で美しく揺らめきます。
「余華宇藝術工作室」の作品は、細部へのこだわりを大切にし、豊かな生活の質を追求される方へ。毎日のひとときを、単なる動作から、楽しみと味わいが続く特別な時間へと変えてくれます。
ご購入時の注意事項
1. 余華宇藝術工作室の各作品は、余華宇先生による完全手作りであり、一つひとつ風合いが異なります。これこそが手作り陶芸の魅力です。
2. 全ての作品は一点物であり、売り切れ次第終了となります。もしお目当ての作品が完売している場合は、似た雰囲気の作品があるかお気軽にお問い合わせください。
3. 焼成の過程で釉薬は自然に流れ分布します。釉面には温度変化による微細な貫入が生じる場合がありますが、これは窯焼き作品特有の性質です。作品についてご不明な点がございましたら、お気軽にお尋ねください。
4. 作品はスタジオで撮影しており、本来の色味を可能な限り再現しておりますが、実際の色彩は現物を基準とさせていただきます。色味の差異は瑕疵とはみなされませんのでご了承ください。
お手入れについて|金彩作品
金彩部分は柔らかい布で軽く拭き取ってください。タワシや硬いブラシで強く擦ったり、洗剤に長時間浸したりしないでください。電子レンジ(火花が発生する恐れがあります)や食洗機は、金彩の磨耗や剥がれの原因となりますのでご使用をお控えください。
作家|余華宇先生
1980 年生まれ。中学校時代に手回しロクロに触れ、その魅力に深く惹かれる。兵役終了後、単身で鶯歌へ渡り、呉國榮先生、呉堅材先生に師事。陶芸創作に 20 年以上携わる。曜変志野、岩礦、紫泥雲煙シリーズを展開し、宋代青瓷の焼成技法の再現にも成功。
創作理念
余先生は「窯変」を創作の核心としています。作品は陶芸家と使用者が時を超えて作り上げる共同作業であると信じています。一つひとつの亀裂や層は、使い手の日常と共に深みを増し、「用の美」を体現する器となります。お茶を淹れる時間を、ただの動作ではなく、楽しみと味わいが続く継続的な体験として提供します。
受賞歴
2012 年|第 4 回台湾金壺賞 陶芸デザインコンペティション賞
2015 年|古都春日沐芸術家茶器展 優れた工芸の作品として「優等」選出
2016 年|第 6 回台湾国際金壺賞 陶芸デザインコンペティション賞
2018 年|第 7 回台湾国際金壺賞 陶芸デザインコンペティション展 茶芸推薦賞、審査員推薦賞
2019 年|国際金壺賞 余華宇創意茶器潮州講堂出展
2020 年|第 8 回台湾国際金壺賞 陶芸デザインコンペティション展 茶芸推薦賞
2024 年|第 9 回台湾国際金壺賞 陶芸デザインコンペティション賞
商品説明
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