著者:林夕
出版社:亮光文化
サイズ:140mm x 210mm
ページ数:272ページ
ISBN:978-988-8884-69-8
出版日:2025年7月
【内容紹介】
林夕による表紙の題字「願我可(私にできますように)」
願わくば、どのような足取りで世の四つの愛へと踏み入るのでしょうか。本書は、林夕が自己愛、友愛、情愛、そして世界への大きな愛をテーマに紡いだエッセイと詩を厳選して収録しています。さらに、彼が初めて筆を執った自身の幼少期の故郷、大南西街での過去の生活の断片を綴り、走馬灯のように駆け巡る記憶を振り返ります。
願わくば、何の代償もなく幸せの歌を歌えますように。この歌は、血肉を分けた家族であり、心通わせる友人であり、心を締め付ける恋人、あるいはさらに視野を広げ、世界や他者への大きな愛など、多岐にわたります。愛の形はそれぞれ異なりますが、それでも一つの出発点に立っています。この出発点について、彼は歌詞や文章で何度もこう記してきました。人を愛する前に、まず自分を愛すること。もし自分すら愛せないなら、どうして互いに愛し合えるだろうかと。
四つの愛を前にして、たとえどれほど自分がちっぽけに感じられようとも、愛は自分自身から始まり、たゆまぬ勇気を必要とします。「自分を愛する」とは単なるスローガンではありません。愛が自分自身と向き合う修行であることを知るまで、願わくば…
彼が本書で綴っているように:
//一度、人混みの中に入ると
一人の人間は真に一人となる
歩き続け、否応なく人生の淵を歩む
ずっと好きだったことはもうできない
だからこそ、彼が喜んでできることは増えていく
雨上がりの後
青空を支えることも
雨に堂々と打たれることも
あるいは心穏やかに傘をさすことも
大人の暴雨など気にせず
ただ他人が雨に濡れていないかを気にする
そうして初めて彼は自分を尊重できる
自分自身を気にしないからこそ
長らく望んでいた自由な身を得る
なくなり、またでき、またなくなった後に
他人の中から自分の信仰を見つけ
複雑な人間性の中に純粋な感情を保管した
循環することを拒む放物線に沿って
彼が追い求めた幸福は
手に入れた
最後の成熟を//
本書の一部は『人情.世故』および『毫無代價唱最幸福的歌』からの抜粋です。
【著者紹介】
林夕
香港大学文学院を卒業し、翻訳を専攻。香港大学中文科の助教、快報編集者、亜州電視番組部創作主任/番組部副経理、音楽工場創作総監/総経理、商業電台広告創作・制作部主管/商業電台創作顧問/商業電台顧問を歴任。現在、専業作家として活動中。
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