[ 台湾七大レトロの駅記念しおり ]
時代の流れは、走りつづけ、止まることはない。今のデジタルの時代では、情報が速くて便利だが、その時代の美しさは本や資料からのみ懐かしむことができる。
歴史の跡に従った。人と人との感情が繋がり、駅に戻れば、そこでは悲しみと歡び、そして離れることと再会のシーンがありながら、複雑な気持ちが交ざり合う。
駅の変遷が、時代の進化の跡となる。
現代の目線からみると、その歴史を越えた芸術の成就は現代の建築を超える。
私たちはその感動を読み、日常へと変化させる。そして、歴史の流れに続いていく。
台湾七大レトロの駅記念しおりは基隆駅、台北駅、新竹駅、台中駅、嘉義駅、台南駅と高雄駅等の計七つ。
駅ごとに、ハガキと封筒が付いている。そのハガキには各駅舎の歴史紹介文、詩が書いてある。また駅のイラストが入るものもあり、友人に郵送することができる。
[ 台北駅 ]
台北駅は1891年7月5日開業し、これまでに駅構内を4回リフォームしている。しおりのデザインは3代目の駅舎であった。1941年より「台北駅」という名を変更された。敷地の設計は近世復興様式で正方形の鉄筋コンクリート造りの堅固な建物だった。それは1980年代の後期まで使用され、地下化工事によって、3代目の駅舎も歴史の1つとなった。今の駅は4代目の建築、中国式の宮殿を模したという独特なデザインで、中央が天井がある。この駅舎は在来線である台湾鉄路管理局をはじめ、台湾高速鉄路や台北MRTの接続駅となっている。台北駅は台湾で一番大きな駅でもあり、台北地区の交通中枢でもある。
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