ミャンマー・マンダレーのパゴダから出土したパゴダ型銀金合金マントラビーズ（重さ14.8g）

（重さ14.8g） この銀色の合金製マントラビーズの素材は、タイのアルバッカ合金と同じく、銀と金という2種類の主要金属に他の金属を加えて精錬された特殊な合金です。 タイの多くの仏教聖物はミャンマーに由来しており、この銀金合金はタイに伝わり「アルバッカ合金」と呼ばれるようになりました。 タイで非常に有名な、財運と厄除けの仏像であるワット・バンカン寺院のルアンポー・プーン師による2515年（西暦1972年）の財運仏像も、この銀金合金で作られています。 金属合金の配合比率が異なるため、銀白色の合金には様々な深さや濃淡があり、光の屈折にも違いが見られます。 特に珍しいのは、このマントラビーズの合金の底面には、しばしば金属の交差する模様が見られることです。 かつてチベットの古い仏像や、ティエンティエ（天鉄）系の聖物によく見られた（図A）のような金属の交差模様が特徴です。 年代は不明ですが、19世紀以前のものと推定されます。 酸化被膜は洗浄済みです。 撮影時は銀色に輝いていますが、今後研磨しなければ酸化してくすんでしまう可能性があります。 工場の穴あけ加工の状態があまり良くなかったため、ステンレス製の台座に接着されています。 紐を通して、ブレスレットやネックレスとして身につけることができます。 非常に特徴的なお守り兼加持の聖物です！ 3500-113.10.08