夢幻的で希少な1930〜40年代チェコ製レインボーアイリスガラス、アールデコ様式真鍮ネックレス

優美な1930〜40年代 アールデコ様式 チェコ製レインボーアイリスガラスと真鍮のアンティークネックレス チェコのガラス工芸は9世紀に起源を持ち、18世紀には世界的に有名なクリスタルガラス製造地域として名を馳せました。レインボーアイリスガラスは1900年代初頭にチェコスロバキアで生産され、オーロラクォーツ（アイリスクォーツ）の透明感の中に七色の光が屈折する様を模倣し、透明なガラスに赤、青、緑の色付けを施しました。この「レインボーアイリスガラス」と呼ばれる製品は、1920年代から50年代にかけて絶大な人気を博しました。初期のレインボーアイリスガラスは色が柔らかく、ブロック状の色付けや、背面から光を取り込むインレイが主流でした。後に製造されたものは色が鮮やかになり、筋状の色彩分布が多く、薄い金属箔の層で覆われたり、金属で覆われた台座にセットされたりして、ダイヤモンドやラインストーンのような輝きを放ちました。このアンティーク真鍮製レインボーアイリスガラスネックレスには、2種類の異なる製法のレインボーアイリスガラスが使用されています。メインの石はブロック状に染色されたしずく型カットの水晶ガラスで、ネックレス全体には筋状に染色された8つの小さなガラス石が、裏が開いた爪留め（オープンバックセッティング）でセットされ、透過光が強調されています。 真鍮ネックレスの中央にある金属装飾の形状は、アールデコ様式後期からミッドセンチュリー様式への過渡期に見られる、シンプルで幾何学的な、洗練されたデザインです。フランスに起源を持つアールデコは、二度の世界大戦間に隆盛を極め、流れるような線とシャープな線が織りなす、優美さの中に数学的な躍動感を強調しました。チェーンの留め具は初期の丸いリングクラスプ（スプリングリングクラスプ）で、サイズが大きく、バネの機構がしっかりしているのが特徴です。このような作りは1930年代末から1950年代初頭によく見られます。このネックレスには明確な年代表記はありませんが、素材、デザイン、作りを総合すると、30年代から40年代の装飾品と推測されます。 もしこのネックレスに心惹かれたなら、ためらうことなく手に入れてください。百年の時を経たアンティーク品は、ますます希少になり、一つとして同じ状態のものはありません。まさに唯一無二の存在であり、もしこの出会いを逃せば、後悔の念は深まるばかりでしょう。 このヴィンテージ品はイギリスのアンティークコレクターから購入したものです。軽度の着用痕や経年による変化が見られます。追加の写真が必要な場合は、お気軽にお問い合わせください。当店の中古・アンティークジュエリーは、販売前に優しくクリーニングされていますが、アンティークの収集価値を損なわないよう、すべての酸化痕を強力に除去することはしておりません。 サイズ：ネックレス展開時の平置き長さ 27cm、メインストーン 約2.5×1.7×0.6 cm 素材：真鍮、チェコ・オーストリア製レインボーアイリスガラス 年代：1930年代〜40年代