釉薬陶器ネックレス【クジラの尻尾】

|釉薬陶器ネックレス|クジラの尻尾 台湾の東海岸では、毎年春になると、クジラが黒潮に乗って北上する季節を迎えます。地球上で最も大きな生物であるクジラは、まるで魔法のような存在でありながら、この小さな島で時折その姿を目撃できるのは、ただ見ているだけでも幸運を感じるものです。 今年の2月には、蘭嶼島の沖をザトウクジラの親子が通り過ぎました。その時、雑貨店の前で保力達を飲んでいたおばさんたちが、我先にと自分が見たクジラがいかに大きかったかを自慢し合っていました。蘭嶼では、クジラを見たことがない人は、見るまでからかわれ続けるのが常です。都会育ちの私は、表面上は冷静を装っていましたが、会計を済ませた最後の小銭がテーブルに落ちたその瞬間、クジラが出没したという海域へ一目散に駆けつけました。私が到着した時には、ちょうどクジラが潜っていく瞬間で、その尻尾が海面に浮遊し、やがて消えていきました。見物していた観光客はすでに散っていましたが、私はその場に留まり続けました。海面は依然として穏やかで、その後、私は彼らを見ることはありませんでした。 |作品について| 蘭嶼の人々は独自の夜暦と歳時祭儀を持ち、先人たちから代々受け継がれてきた伝統と禁忌は、タオ族が蘭嶼島で生活する上での拠り所となっています。そして、毎年トビウオ漁の季節が終わる頃は、タオ族にとってのpitanatana「製陶月」となり、この時期が陶器作りに最も適しているとされています。伝統的に、男性のみが陶器作りの過程に参加でき、陶器を作る際には、先人から受け継がれた禁忌と伝統を厳格に遵守しなければなりません。 タオ族は、台湾原住民の中で数少ない、今なお製陶の伝統を保持している民族です。族人は陶土の品質を青、赤、黄の3色に分類し、その中で最も入手困難で品質が高いのが青色で、山の奥深くや川の源流でしか採集できません。 この魚の尻尾のネックレスは、その青色の陶土を練り込んで作られており、電気窯で焼き上げられ、さらに一層の釉薬が施されています。傷がつきにくく、色褪せることもないため、山へも海へも、安心して身につけていただけます。 |クジラの尻尾の色| 左から右へ：原色（釉薬なし）、黄、赤、白、青、濃緑、黒 https://live.staticflickr.com/65535/53473374029_d9d3affb1a.jpg 紐の色： 1.ワックスコード（革製）の色は選択可能です https://live.staticflickr.com/65535/53473207643_3615039195.jpg 2.南米ワックスコードの色は選択可能です https://live.staticflickr.com/65535/53473373989_cc1da7b833.jpg 紐の長さ（65cm - 70cm）： 1.ワックスコード（革製）は長さを自由に調整できます。調整する際は、結び目をしっかりと持ち、緩まないようにご注意ください。 2.南米ワックスコードは長さを自由に調整できます。調整する際は、結び目をしっかりと持ち、緩まないようにご注意ください。 ————————— 蘭嶼の地で暮らし、この土地から恵みをいただき、山での土集めから作品の焼成まで、すべて手作業で行っています。蘭嶼の小さなかけらを、いつもあなたのそばに置いていただけたら嬉しいです。 ————————— |ご購入前の注意点| 1.当店の作品はすべて一点物の手作りであり、独特の手触りや痕跡を大切にしています。ご注文後、お客様にご連絡し、お好みのクジラの尻尾をお選びいただき、スムーズなショッピングをお楽しみいただけるよう努めます。 2.ワックスコード（革製）も手編み紐も、洗剤や熱すぎるお湯との接触はなるべく避けてください。長期間のご使用により摩耗が生じることもございますので、定期的な交換をおすすめします。 3.一つ一つの作品は、当店が心を込めて製作しています。陶器製品は耐水性、耐酸性があり、色褪せませんが、衝撃には強くありません。ご購入後は丁寧にお取り扱いください。 4.蘭嶼と台湾本島間の交通は容易ではありません。ご購入後はしばらくお待ちいただくことになります。天候により飛行機が欠航となる場合がございますが、何卒ご了承ください。 5.作品の発送時には、破損防止のため丁寧に梱包いたします。トラブルを避けるため、開封の際は全過程をビデオ録画していただくようお願いいたします。 6.ご購入前後にご不明な点がございましたら、お気軽にメッセージをお送りください。蘭嶼に関するご質問も、いつでも歓迎いたします。