【若草手作り香・癸卯年製】
この度、開店を記念して、手作り線香「若草」を特別にご用意いたしました。香りの愛好家の皆様には、ぜひ当店でその香りをお試しいただきたく存じます。紫煙香舗の正式オープンを祝し、年末までこの香をお楽しみいただけます。
「若草」という言葉は、早春に芽吹く若々しい草を指し、日本の詩経と称される『万葉集』や、天皇の命により編纂された初の和歌集『古今和歌集』など、多くの日本の古典文学に登場します。
奈良時代、日本人は毎年1月7日に摘んだ若草(若菜とも呼ばれる)を粥にして食していました。厳しい冬を乗り越え、雪の中から芽生える若草には生命力が満ち溢れていると信じられていたため、若草粥を食べることで健康を増進し、新しい一年の無事を祈願したのです。この習慣は現代にも受け継がれ、今でも1月7日には七草粥を食べる風習があります。
この「若草」という香も、その名に由来しています。この2年間、疫病の影響で世の中はまるで厳冬のようでした。荒廃し、あらゆるものが枯れ果てたように見えましたが、今、寒さが徐々に和らぎ、早春の気配が少しずつ顔を出し始めています。私たちも若草が雪の中からゆっくりと芽吹くように、新たな一歩を踏み出します。この香りを嗅ぐ香りの愛好家の皆様が、厳しい冬の間に輝く紅梅を見つけ、共に生命力に満ちた新しい章を迎えることを願っています。
この「若草」は、ベトナム産の生沈香と虫食い沈香を丁寧に調合し、手作業で精製したものです。近くで香ると、ウッディな香りと熟した梅のような甘酸っぱい香り、そしてわずかに金属のような鋭さが感じられます。この鋭さは、春の訪れを告げる最初の息吹のようで、まだ初春の冷たさを帯びながらも、生命力と活気に満ちた感覚を与えてくれます。少し離れて香ると、フローラルな香りが主体となり、まるで暖かい風が花の香りを運んでくるようです。庭に座り、ウグイスのさえずりを聞きながら、百花繚乱の景色を眺め、移ろいゆく清らかで奥深い花の香りを心ゆくまで楽しむ、そんな春の真ん中にいるような気分にさせてくれます。さらに、この香りは持続性も高く、朝焚いた香りが夕方まで残り香として漂います。
【商品情報】
価格:1,800円/1本
サイズ:16cm
重さ:5グラム(1本あたり約16本入り)
燃焼時間:約50分(1本あたり)
商品説明
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