書 名:『もしも人生が旅だとしたら』
著 者:松浦弥太郎
訳 者:A. P.
ジャンル:旅行記、自己啓発、人物伝
定 価:HK$148
判 型:130 mm (w) x 200 mm (h)
装 丁:ソフトカバー
頁 数:248頁
ISBN:978- 988-75725-0-3
出 版:格子盒作室
松浦弥太郎
\自伝的エッセイ集。人生の旅路が何のためにあるのかを分かち合う/
~自分と世界について!~
もしも人生が旅だとしたら、
その旅程はどのように計画されるべきでしょうか?
「暮らしのきほん」ウェブサイト主宰、元『暮しの手帖』編集長、「COW BOOKS」創設者でありコラムニストである松浦弥太郎が、最も率直な言葉で自らの若き日の放浪時代を綴りました。気ままに海外へ飛び出し、得られた50の旅の物語が収められています。読み終えたらすぐに旅立ちたくなるような旅行記であり、私たち自身に問いかけます——
「もしも人生が旅だとしたら」、私たち一人ひとりは、どのように歩むべきなのでしょうか?
***
バークレーのアパートで何のしがらみもなく、恋人と過ごす気ままな週末の午後。
ニューヨークの古書店で絶版の『PORTFOLIO』を見つけ出すも、無知ゆえに騙されてしまう。
オークランドのアンティークショップでクラシックなLevi's 501を見つけ、人生初の100万円超えの資金を得る。
テンダーロイン地区の宿で、マフィアのボスがすぐそばにいることを知らずに過ごす。
台北の明星珈琲店でのんびりと座り、好きな本を読みながら久しぶりの友人を待つ。
ジョン・ミューア・トレイルで登山中に倒れ、大自然の中での自身の小ささに正直に向き合うことを学ぶ。
高村山荘で高村光太郎の修行の地を訪れ、田園に隠遁するシンプルな美しさを悟る。
18歳で初めて海外へ飛び出して以来、様々な忘れがたい経験と深く心に残る出会いが、人生の中でかけがえのない日々をもたらしました。旅の行く先々で、最悪でもあり最高でもある人々や出来事に出会い、人間として生きることの意味を悟りました。
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[珠玉の言葉]
「実は、私は旅程を立てず、次の目的地も決めていませんでした。気に入った場所には長く滞在し、時には一日で次の場所へ移動することもあり、すべては気の向くままです。しかし、カフェと書店は私の旅に欠かせないものでした。」
「一体、旅とは何でしょう?旅とは、一人で自分と向き合い、自分を見つめ直す精神的な行為です。それによって自分を取り戻すことこそが、旅の真の意味なのです。」
「もし、人や社会の大きな流れに流されるままに進むのが楽だとしたら、それはそれで楽かもしれません。しかし、それでは自分の意志や努力、発見、そして逆流に立ち向かう勇気が欠けてしまい、苦しみの後の喜びもありません。どこへ向かうか分からない船に乗るほど不安なことはありません。ただ、大勢に流される安心感という錯覚があるだけです。そうやって生きることも、できないわけではありません。ですが、私が言いたいのは、私はその船から飛び降りて、大海原に飛び込み、自分の力で泳ぎ、自分だけの小さな船と地図を作り、そして描き、終わりのないこの旅を楽しむことこそが、真の旅だと考えています。」
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著者紹介
松浦弥太郎 Yataro Matsuura
1965年東京生まれ。18歳で高校を中退し、単身渡米して旅をしながらアメリカの書店文化に強い興味を抱く。帰国後、愛する本を軸に書店事業を築き、コラム執筆や編集活動にも従事。
1992年、書籍販売会社「m&co. booksellers」を設立。
2000年、日本初の移動書店を創業。
2002年、「GENERAL RESEARCH」創設者でデザイナーの小林節正氏と共同で、中目黒に「COW BOOKS」をオープン。
2006年から2015年まで『暮しの手帖』編集長を務める。
2017年、「暮らしのきほん」ウェブサイト主宰となり、「おいしい健康株式会社」執行役員に就任。
著書に、『最悪で最高な本屋』、『もしも人生が旅だとしたら』、『松浦弥太郎の100の基本』、『松浦弥太郎の100の仕事基本+100の生活基本』、『松浦弥太郎が語る:もし今25歳なら、一番したい50のこと』、『松浦弥太郎のHello、Bonjour、你好』、『松浦弥太郎の即答力』、『40歳からの新しい始まり』、『荷物を下ろす軽い暮らしの練習』、『日日100』、『ありがとう』、『「仕事」と「働くこと」』、『新しい当たり前』、『今日もていねいに』など多数。
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翻訳者紹介
A.P.
香港出身、現在イギリス在住。日系企業に11年間勤務。幼い頃から日本文化に強い関心を持ち、日本語を独学。絵画、音楽、映画鑑賞を愛する。
翻訳書に、『最悪で最高な本屋』、『もしも人生が旅だとしたら』。
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イラストレーター紹介
April Yip
香港出身、現在マレーシア在住。フリーランスのイラストレーターとして活動し、落書きを好み、水彩画を最も愛する。作品のインスピレーションは日常生活から得られることが多く、常にスケッチブックを持ち歩き、絵筆で日々の出来事を記録している。
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