50063-クラシックなフランス製ブロンズ人物像の栗材ステッキ

50063-クラシックなフランス製ブロンズ人物像の栗材ステッキ（護身用） 実用性と芸術性を兼ね備えたクラシックなステッキです。希少な栗材を使用しており、独特の木瘤と、まるで大自然が彫刻したかのような美しい木目が特徴です。栗材は比較的軽量でありながら非常に丈夫なため、ステッキの素材として古くから重宝されてきました。グリップ部分はブロンズ製で、シルクハットをかぶり、鼻が突き出た人物の頭像が彫刻されています。重厚感のある先端部分は護身機能を備えており、細部まで精巧な彫刻が施されています。このステッキは、そのユニークで文化的な意味合いに満ちたデザインにより、コレクター垂涎の逸品であると同時に、護身やお出かけの際にも頼れる相棒となるでしょう。 ステッキの人物像は、19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパで流行した、グロテスクで風刺的な人物装飾のスタイルです。これらの人物は特定の歴史上の人物を表すものではなく、当時の紳士文化における一般的な芸術表現の一種でした。誇張された顔のパーツや表情を通して、ユーモア、皮肉、そして個人のセンスを表現し、高級ステッキやパイプ、装飾的な柄の部分に広く用いられました。 人物像前面の「N」マークの潜在的な意味について 1. 最も有力な説：ナポレオン三世の象徴。19世紀フランス（第二帝政、1852年〜1870年）において、「N」はナポレオン三世とボナパルト家が頻繁に用いた記章でした。このステッキの頭部の顔立ちは誇張され、特に鼻が長く、当時の流行した政治風刺漫画のスタイルに酷似しています。その時代には、政治家を誇張した造形のステッキにし、風刺やブラックユーモアとして携帯することがよくありました。ナポレオン三世への反対を表明する風刺作品である可能性もあれば、支持者が収集した記念品である可能性もあります。 2. もう一つの可能性：製造元のマーク。「N」は単に職人や工房の頭文字である可能性もあります。19世紀の金属工芸品には、目立たない場所に簡単な文字を刻印して商標とすることがよくありました。 3. 当時、多くのステッキはオーダーメイドでした。「N」は元の所有者の姓の頭文字を表している可能性もあります。 栗材の木瘤は、非常に優れた強度重量比（オーク材より軽く、しかし非常に丈夫）を持ち、タンニンを豊富に含むため、本来的に防虫・防腐の能力を備えています。この特性は、長期にわたって歩行補助具として使用するのに最適です。木瘤の隆起と繊細な木目は、自然と職人技の完璧な融合を際立たせています。 内容物：ステッキ1本。その他の付属品はありません。 サイズ：長さ L 92 cm；木材の直径 最小1.5 cm〜最大2.3 cm；金属製人物像の長さ L 7.3 cm x 幅 W 6 cm x 厚さ 2.6 cm 重量：405 g 素材：ブロンズ、栗材 年代：20世紀初頭 原産国：フランス 刻印：なし 商品コード：W1223-2311 ⚠️ ご注意：長年の歴史を経た、正常なアンティークの状態です。写真をご参照ください。アンティーク品は、色や表面に歴史的な使用痕跡がございます。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。 ⚠️ Please note: Antique objects have historical wear&tear of use regardless of color and surface. If you have any questions, please feel free to contact us. ⚠️ Dear friends from abroad, Global shipping available with secure packaging. Please feel free to contact me for inquiring the shipping cost.