午後-竹編み植物タンニンなめし革ショルダーバッグ

祖母の古い家には、ペンキが塗られた古い木窓がありました。開けるたびに木が擦れる音がして、家中に微かな湿気が満ちていました。昼食後の昼寝の時間、子供たちは家の前ではしゃぎ回り、それは古い家が包み込む大切な記憶です。 木窓の格子を編み込み模様に、竹を柔らかな植物タンニンなめし革に埋め込みました。温かい色合いが、幼い頃の記憶を革に溶け込ませ、二度と戻らない時間と記憶の香りが交錯し、バッグの中に収められています。まるで家族の温かい情景を背負っているかのようです。 |製作について| 質感の繊細な桂竹の竹ひごを使用し、手作業で竹ひごを極薄に加工しました。これにより、編み込みによる反りを減らし、竹片と革がより密着するように接着されます。青竹と晒竹の2種類の竹ひごを使用しており、日光に晒され、使い込むうちに、編み目には2種類の異なる色合いの層が生まれます。太陽と時間の経過とともに、深みのある2つの層の色彩が姿を現します。 |生活のインスピレーション| やや大人向けのクロスボディバッグスタイルを選び、ハンドルは2wayデザインで、パーティーでは服装に合わせて手持ちと斜めがけが可能です。バッグ全体は落ち着きがありながらも、どこかラグジュアリーな雰囲気を漂わせ、フォーマルな場にも適しています。大きめの金具を採用することで、モダンな金属感を加え、竹編みが持つ伝統的なイメージを覆します。 おすすめのシーン | 女子会 アフタヌーンティーカフェ レストランバー