バスの物語 | 文: 呉博林、譚小晴 ; 図: Clayton、Wing

書名:『バスの物語』Hong Kong Brand Museum – Bus Story 著者: 呉博林、譚小晴（文）・Clayton、Wing（図） 分類: 児童書／香港物語 定価: HK$148 判型: 185 mm (w) x 230 mm (h) 装丁: ハードカバー 本文ページ数: 64ページ 国際ISBN: 978-988-79669-8-2 出版: 跳格子 by 格子盒作室、Toast Publishing ----------- 一冊の本で、次の内容を探訪できます。 香港のバスの歴史的背景、バスブランドの理念とデザイン、 バス業界の進化と発展、バスに関する様々な興味深い知識と科学実験…… *** 本には、「バス版香港地図」70cmの保存版ワイドポスターが付属しています！*** ----------- バスは私たちの日常生活において、重要な交通手段です！ さまざまなバス路線が、私たちを香港の様々な場所へと導いてくれます！ ところで、香港のバスの発展の歴史をご存知ですか？ 香港には、毎日市民のためにサービスを提供しているバス会社がいくつあるでしょう？ バスの運転手の日常的な職務は何でしょうか？ バスの車体の内外の構造について、どのくらいご存知ですか？ バスに関する様々な興味深い知識や科学実験を、一緒に発見してみませんか？ 〜小さなお子様から大人まで、皆で「香港ブランド博物館」の『バスの物語』展示館へようこそ！〜 |1号館・香港バス小史| |2号館・香港バスブランド物語| |3号館・香港バスの日常| |4号館・バスファン必見| |5号館・小さな実験室| 〜READY? GO!!!!〜 ***************** 親愛なる大人の方々、お子様たちへ： こんにちは！私はキャンディと申します、バスファミリーの一員です！まず、皆さんに質問です。香港でバスが初めて登場したのはいつ頃だったでしょうか？実は、100年以上も前に、香港で最初のバスが運行を開始しました。 20世紀の70年代から80年代にかけて、香港のバス業界は目覚ましい発展を遂げ、路線は香港島、九龍、新界を網羅し、最も多様なバス車種が花開いた時代でもありました。香港は土地が狭く人口が多いため、市民の交通需要は非常に高く、1949年のイギリス植民地時代には、「ロンドン」を象徴する二階建てバスが香港に導入されました。今日に至るまで、軽量で燃費が良く、大量の乗客を運べる二階建てバスは、香港の重要な交通手段の一つとなり、広く市民の生活に密接に関わっています。 ここで、私はバスファミリーのメンバーを代表して、『バスの物語』展示館へ皆様をお迎えします。皆さんと一緒に、香港のバス業界の発展の小さな歴史、関連するブランド物語、そしてバスに関する様々な面白い豆知識を発掘していきたいと思います。 準備はよろしいでしょうか？ バス停留所の標識 ＊キャンディ ＊初期のバス停の標識は、一本の鉄柱に丸い鉄板が取り付けられ、バスの車輪を台座として作られていたため、「棒付きキャンディ（波板糖）」という通称で呼ばれていました。 ----------- 「ブランド博物館」の設立について 「香港ブランド博物館」の名の下に立ち上げられた出版計画は、2020年に始動しました！私たちは都市にある博物館を愛しています。なぜなら、それは文化を内包し継承する空間であり、世代間の交流と学習の場でもあるからです。しかし、商業ブランドが地域の歴史と文化の発展において非常に重要な役割を果たしているにもかかわらず、公立博物館ではブランドと展示品の関係が十分に表現されていない、あるいは「嫌疑を避けるため」に意図的に削除されていることが多いのが現状です。 私たちは香港で「ブランド博物館」の設立を推進し、香港ブランドに関連する展示品やコンテンツを再発掘することを目的としています。これにより、香港精神に宿る無形文化遺産を具現化し、継承、知識共有、そして旅のような楽しく豊かな体験と関連知識の学習を実現したいと考えています。 「ブランド博物館」は、実体のない展示館の形式で展開されます。香港の貴重な土地で不釣り合いな資源を費やすことを避けるだけでなく、本やウェブサイトなどのマルチプラットフォームを活用し、大人も子供も「忘れ去られた」香港の思い出を容易に再発見し、香港ブランドの真の歴史、製品デザイン、そして独自の経営物語を認識し体験することに重点を置きたいと考えています。 私たちは、「ブランド博物館」シリーズの各テーマ物語を通じて、地元の異なるブランドの独自の背景歴史、製品の創造性、関連するデザイン美学、および業界の発展や製品科学などの知識を展示し、優れたユニークな香港ブランド物語を後世に伝えていきたいと願っています。私たちは、それぞれの香港ブランド物語の痕跡が、子供たちがこの故郷の歴史文化に対する認識を豊かにし、日常生活でしばしば見過ごされがちな人や物を感謝することを学ぶと信じています。 ブランドは物語：子供たちはブランドの発展過程から香港精神を学ぶことができます。 ブランドは文化：異なる時代の発展の軌跡と生活が密接に結びついています。 ブランドは日常：あらゆる業界を理解し、日常生活への対処法を学びます。 ブランドは品位：幼い頃から美的感覚を養い、創造的なデザイン作品を鑑賞します。 ブランドは継承：それは、各世代の香港人が懸命に生きてきた物語と価値です。 「ブランド博物館」の一連の地元オリジナル親子読書絵本を通して、親と子が一緒に香港に根ざした地元ブランドと、私たちの生活に密接に関連する興味深い物語への理解を深めることを願っています。 「ブランド博物館」へようこそ、そして拡張読書プラットフォームにご注目ください！ ----------- 著者紹介 {テキスト著者} ・Sharon Lam|呉博林 大学講師、香港広告およびブランド学書籍シリーズ著者。2007年に「広告101」ウェブサイトを設立し、ペンネームで執筆を開始、様々なメディアでマーケティングおよび広告学に関する記事を発表。呉博林は広告、マーケティング管理、ブランド学に関する書籍を10冊以上出版しており、その中でも「広告101」シリーズは、書店「ビジネス書系」ベストセラーランキングで年間トップ1に輝いた経験があります。彼女は大学でマーケティングコミュニケーション学とエグゼクティブコースを管理・教授し、企業研修にも参加。現在は香港中文大学新聞与伝播学院の講師を務めています。呉博林は読書と旅行をこよなく愛し、長年にわたる旅行の定番の目的地は博物館とスーパーマーケットです。二児の母として、子供たちと創造的な遊びのアイデアを発掘することに情熱を傾けており、今回は香港初の「ブランド博物館」プロジェクトを企画し、楽しく生活に溶け込む香港ブランドの物語を革新的な児童書やユニークな体験活動へと変え、子供も大人も一緒に素晴らしい親子時間をより多く楽しめるようにしたいと願っています。 ・Marie Tam|譚小晴 香港で生まれ育ち、香港および中国本土の広告業界で様々な分野のブランドプロジェクトに参加。また、児童芸術教育にも従事しています。一女の母であり、子供の教育においては、子供を連れて世界を見て、世界を感じさせることを重視。常に異なる方法で、子供の成長に適した世界を創造しようと試みており、それがきっかけで児童文学、児童教育、児童芸術を愛するようになりました。 {イラスト著者} ・Clayton Chau 日本イラストレーター協会会員、香港イラストレーター協会会員。専業イラストレーターとして長年デザインおよびアートの仕事に従事し、映画やテレビCMのセット、舞台制作、様々なショッピングモールの装飾デザインと制作などに参加。Wing Loと共に栄芸術工作室の創設メンバーであり、共同でライセンスキャラクターブランド「lolohoihoi」の物語、絵画、各種制作を手がけ、lolohoihoiのメイン執筆者でもあります。現在、香港アニメーション学院の講師を務めています。 ・Wing Lo 日本イラストレーター協会会員、香港イラストレーター協会会員。香港のクリエイター、ベテランのグラフィックデザイナーとして長年デザイン業界に従事し、映画制作、テレビCM、舞台制作などに参加。現在、Clayton Chauと共にlolohoihoiの物語、絵画、各種小物製品の創作に積極的に取り組んでいます。また、個人独自のスタイルでItchyhandsシリーズという、芸術的なスタイルがユニークなブランドも創作しています。 ----------- {目次} 『バスの物語』展示館へようこそ！ 1号館・香港バス小史 ・バスがなかった頃へ／12 ・九龍から始まる／14 ・専営権の誕生／16 ・二階建てバスの登場／18 2号館・香港バスブランド物語 ・九龍バスブランド館／22 ・新世界バス・シティバスブランド館／24 ・冠忠バスブランド館／26 ・香港バスブランド巡礼／28 3号館・香港バスの日常 ・バス路線ABC／32 ・バス装備を徹底解剖／34 ・バス運転手の一日／36 ・バスターミナルへ入ろう／38 ・バス整備工場を解剖／40 ・バス運賃の支払い方／42 ・香港市民へのサービス約束／44 ・街を走る移動広告／46 4号館・バスファン必見 ・異なる時代の香港バス／50 ・マナーの良い乗客になろう／52 ・バス101／54 ・世界のバス大連合／56 5号館・小さな実験室 ・ニュートンの慣性の法則を体感！／60 ・バスの洗車はどうすれば環境に優しく節水できる？／61 -----------