19世紀フランス カトリック家庭のプライベートな礼拝用聖像セット
これは、19世紀フランスのカトリック家庭で、日々の祈りと信仰のために使われていた、美しく歴史を深く感じさせるプライベートな礼拝用聖像セットです。
全体は、当時のコンセプトをそのままに展示された形式です。中央の主像は聖母子像(Vierge à l’Enfant)で、ルネサンス期やラファエル様式の柔らかな聖像の伝統を受け継ぐ構図が特徴です。19世紀フランスでよく見られた、質の高い着色転写聖像に属します。画面には自然な経年変化、絵の具の摩耗、金箔の酸化が見られ、長きにわたる家庭での礼拝使用によって刻まれた、本物の時間の痕跡が表れています。これらは後から意図的に古く見せかけたものではありません。
上部の三角屋根のような構造は、小さな家庭祭壇(petit autel domestique)を象徴しています。左右の側板と下部の帯状の聖像が組み合わさり、聖母、聖ヨセフ、幼子イエスをテーマとした完全な礼拝の配置を構成しています。右下には19世紀の小型祈祷書が一冊固定されており、当時の家族の信仰生活を物語る実物として、全体の歴史的価値とコレクションとしての完全性を高めています。
特筆すべきは、この聖像セットの裏板に、古い手書きの紙が裏打ちとして使用されている点です。連続する筆跡、インクの濃淡の変化、自然な書写のリズムが見て取れ、印刷されたテキストではありません。このような手書き文書は、19世紀フランスの家庭では個人的な書簡、帳簿、あるいは宗教関連の文書として使われ、後に装丁の裏材として再利用されました。これは、当時の実際の生活と信仰文化が交錯していたことの真の証です。
このような「家庭用祈りの額 (Cadre de dévotion domestique)」は、寝室やリビングに飾られ、日々の祈りや祝福、守護の象徴とされます。これらの聖像の組み合わせは、家族や職人がそれぞれの必要に応じて手作業で配置したもので、画一的な生産品ではありません。そのため、一つとして同じものはなく、それぞれが唯一無二の存在です。
年代:19世紀頃
サイズ:約46 × 36 cm
長い年月を経ているため、元の彫刻が施された木製フレームと構造は、専門の額装職人によって手入れと補強が施されています(内側の縁の更新とガラスからアクリルへの交換)。これにより、アンティークとしての風合いを保ちつつ、安全な展示と長期保存に耐えうる安定性を確保しています。
状態は上記に記載の通りですので、ご理解いただける方のみご購入ください。
商品説明
商品情報
- 素材
- 木製
- 制作方法
- ハンドメイド
- 製造地
- フランス
- 在庫
- 残り1点
- 人気度
-
- チェックされた回数 2,495回
- 4 人がお気に入り登録
- 販売種別
- ヴィンテージ品と骨董品
- おすすめポイント
- このような「家庭用祈りの額 (Cadre de dévotion domestique)」は、寝室やリビングに飾られ、日々の祈りや祝福、守護の象徴とされます。これらの聖像の組み合わせは、家族や職人がそれぞれの必要に応じて手作業で配置したもので、画一的な生産品ではありません。そのため、一つとして同じものはなく、それぞれが唯一無二の存在です。
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