ぐいのみの伝統的なデザインのスタイルとして、製作に取り掛かりました。
中学時代の恩師がぐいのみを欲しいというので、自分が納得できる形でのデザインの考案でもありました。
伝統的な矢来でぐるっと一周削り、矢来の下の交点に合うように大きく花開いた8枚の花びらから成る底菊の交点を合わせております。
丸く透かした部分を覗くと、底菊がガラスの光の屈折によって虚像となり、二重に浮かび上がって見える細工となっております。
寸法を記載しておりますが、手に持ったサイズの写真も掲載しておりますので参考にして下さい。
日本酒や熱燗、高級なお酒を少しずつ飲む際に手頃かと思います。
少しオリジナリティを加えましたが、伝統的な文様の矢来を側面に添えて基本的には全体が伝統的な文様で構成されているベーシックなデザインです。
当工房の切子は江戸切子の伝統的な手法である「手磨き」というガラスの強度が保たれて高品質に仕上がる技術を用いて磨いています。
一方、世の中には「酸磨き」という酸にガラスを浸けてガラス全体をボロボロに溶かしながら磨くものもございます。
酸磨きのものは傷が付きやすく、色が落ちる可能性があるなどのデメリットがありますが、工数を抑えて値段を安く販売できて売れ行きがよくなるので、多くの工房や作家が酸磨きを行っております。
当工房の切子はカット面を1本ずつ研磨して磨いておりますので、ガラス本来の強度は失われておらず、洗剤やたわしでゴシゴシ洗って頂いても構いません。
熱湯、電子レンジ、食器洗い機は他のガラス製品と同じように使用できませんのでご注意ください。
取り扱い方については工房のホームページにて詳しく解説しております。
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