窟中の禅 / テーマ別カスタマイズ造景テラリウム

出典｜唐・劉長卿「南渓の常道士を尋ぬ」 原句：「窟中寂として人無く、幽草深く自ら緑なり。」 詩人紹介：劉長卿（りゅう ちょうけい）、字は文房。唐代の詩人で、「五言長城」と称されました。作品の多くは、静かな山林と隠遁生活を描き、その詩風は清らかで優雅、そして空虚な趣に満ちています。江南の山水や僧侶・道士との交流を描いた作品によく見られます。 現代語訳：静かな山の洞窟の中には、俗世の人はおらず、ただ深緑の野草がひっそりと生い茂っている。これは、喧騒から離れ、素朴な状態に戻ることへの憧れであり、心の安らぎへの想像でもあります。 デザインの解釈：本作は、発泡スチロールを基材とし、古の岩窟の景観を模倣しています。岩壁の細部は手作業で彫刻されており、一つ一つの製品が持つ独自性と、古石窟のような歴史的な質感を際立たせています。仏像が静かに座し、その周囲を幾重もの苔と野草が取り囲む様は、まるで千年前の、人知れぬ静かな修行の場へと誘うようです。見下ろせば、奥ゆかしい空虚さを感じ、間近で見れば、洞窟の中に入り込み、自身の内面へと深く沈み込むような感覚を覚えるでしょう。 本草崗木 ✦ 一景一意、自然の心に敬意を https://live.staticflickr.com/65535/53790333776_4ce3f4b43c_b.jpg 禅宗： 南天竺の僧侶である達磨が海を渡って中国に渡り、嵩山少林寺に入った後、石窟で九年間壁に向かって座禅を組み、一心に禅を究め、言葉を発さず、「本来の面目」を悟ることに専念したと伝えられています。この伝説は禅宗の重要な象徴となり、悟りを開くには外界を遮断し、内観に回帰することの重要性を強調しています。岩窟は単なる空間ではなく、修行者の内なる心の象徴です。このテラリウムは、その「静かに己の心を見つめる」ことへの敬意を表しており、苔を草とし、仏像を心として、幽玄の中に真実を見出します。 | サイズ | 12cm 丸型：口径8.7cm、高さ9.5cm、最大外径12cm（密閉蓋含む） 15cm 丸型：口径9.5cm、高さ12cm、最大外径15cm（密閉蓋含む） https://live.staticflickr.com/65535/54822119655_8cb18c5890_c.jpg | 内容物 | 発泡スチロール製手彫り岩壁、コケ（捲葉湿地苔、ゼニゴケ、尖葉走灯苔、曲尾苔、小灰蘚）、静思仏陀像。 | 育て方 | 8時間/日の散乱光照明。直射日光は避けてください。 1日2回、朝晩に軽く水やりまたはスプレーをして、カップ内の湿度を保ってください。植物が水に浸からないように注意してください。 水やりにはろ過水（飲料水）を使用し、水道水は使用しないでください。 水やりボトルと育成説明書を同梱してお届けします。 | ご購入の前に | ※苔、シダ類などの植物の種類は、在庫状況や季節により調整される場合があります。 ※商品は手作りのため、写真と全く同じにはなりません。 ※テラリウムのその後の育成は、お客様ご自身での管理が必要です。 ※特別なカスタマイズをご希望の場合は、お問い合わせください。 | アフターサービス | 苔テラリウムのメンテナンスサービスを提供しており、ブランド作品には特別割引が適用されます。 2025年以降にご購入のお客様は初回無料修理、既存のお客様は初回半額メンテナンスをご利用いただけます。 シーンのアップグレードをご希望の場合は、「旧テラリウムから新テラリウムへの割引プラン」もご利用いただけます。 詳細はメンテナンスサービス専用ページをご覧ください。 https://www.pinkoi.com/product/b3t7cyeR ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「本草崗木」の自然美学は、企業・団体向け指定講座のデザイン事例でもあります。 企業、学校、ブランドイベントの担当者様で、カスタマイズされた植物手作り講座のコラボレーションにご興味がありましたら、ぜひお問い合わせください。 専門的なデザインと大規模イベントの経験を活かし、参加者一人ひとりが唯一無二の自然の風景を自分の手で完成させられるようサポートいたします。 📩 講座提携については、デザイン館までメッセージをお送りください。専門のプランをご提案させていただきます。