藏菁手作｜薪窯志野カップ

還元焼成によって生まれた志野釉は、 最も自然な釉薬の流れを表現しています。 白い釉薬の表面には繊細な貫入が広がり、 まるで冬の霜のように細かく優美です。 カップの底には、炎の跡、鉄粉、灰が織りなすことで、 まるで山脈の断層のようなキャラメル色の模様が形成されています。 志野釉は一度で成功するものではありません。 釉薬の収縮の跡一つ一つ、釉薬の濃淡の層一つ一つが、 デザイナーが何度も調合を試し、繰り返し焼成を重ねた末に、 ようやくこの完璧に近い、自然でありながら再現不可能な表情を 生み出すことができました。 注意事項｜ 1. 写真は加工や色調補正を行っておらず、最も本来の色合いを表現しています。お使いのモニターによっては多少の色の違いが生じる場合がありますので、実物を優先させていただきます。 2. 全てのサイズは手作業で測定しているため、多少の誤差が生じる場合があります。 3. 作品の変形を減らすため、薪窯作品は素焼きの後、薪窯で焼成しています。ご理解いただける方のみご注文ください。 4. 各作品はデザイナーが一つ一つ丁寧に仕上げています。職人としての精神が私たちの原点であり、品質にこだわり、出荷する製品に欠陥がないことを保証していますので、安心してご購入いただけます。 当店の商品は全て一点ものです。 手作りのため、 たとえ同じ形の二つ目の作品を作ったとしても、 温度や焼成方法によって、最終的な仕上がりは異なります。 この唯一無二であることこそが、作品自体の貴重さを際立たせています。