praying hands 　プレイングハンズキーチェーン　真鍮製　by　GRYPHON

praying hands(プレイングハンズ)=祈りの手と 呼ばれる定番モチーフをGRYPHONならではの 洒落の利いたペンダントに仕上げました。 この商品は真鍮製古美（ヴィンテージ）仕上げです。 新品でも古い見た目であること、商品ごとに 多少の仕上げ差があることをご理解ください。 表からみると祈りを捧げるため手を合わせている、 という先入観で、裏の手も同じかと考えるものですが、 裏側は中指を立てたデザインとなっております。 欧米圏では特に中指を立てるサインはもちろん 好まれるものではありませんし、祈りの手 （prayinghands）というモチーフに落とし込んで おりますが、これは祈りを否定するものではありません。 あくまで嘲笑や侮蔑の意味合いではなく、 祈りに すべてを依存せず自分自身の意思・気持ちも 強く持ちたいという意味を、中指を立てたデザインに 落とし込んだものです。 このようなデザインは誰かが思いつくものかと、 数か月にわたり雑誌媒体や画像検索・WEB検索で 探しましたが同じものがなかったので、GRYPHONが このデザインの初の考案者であるかと思います。 デザインとして面白いので、裏側の手の別バージョンも あと数種程度、順次発表していく予定です。 サイズ（縦の長さ*横幅*厚み）　：　13.5cm*2.8cm*厚み1.0cm 素材　：　真鍮 重量　：　41ｇ *こちらの商品は専用梱包につき箱は付属いたしません。 ------------------------------------------------------- . ここからはこのプレイングハンズ「祈りの手」が生まれたエピソードです。 . . 祈りの手は実はドイツのルネサンス期の画家「アルブレヒト・デューラー」の . 代表作で、1508年に完成した絵画作品です。 . . デューラーは裕福ではない家に育ちながら、画家になるという夢を持っていました。 . 運よく版画を彫る親方の工房に働き口を見つけ、そこには同じく貧しい出自で画家を目指す . ハンスという若者がいました。 . . しかし工房での仕事は忙しいばかりで、2人は絵の勉強もできず、十分な画材を買うこともできません。 . . そこでハンスはデューラーに、1人が絵の勉強に専念し、1人が働いて金銭的な補佐をすることを提案します。 . ハンスは自分が先に勉強するのではなく、実力が上だったデューラーに先に留学させます。 . . 現在ではルネサンス期でも屈指の評価をされるデューラーをしても、短期間で勉強が終わるはずもなく、 . デューラーがハンスの元に戻ったのは数年の歳月が経っていました。 . . そこで再会したハンスの手を見てデューラーは泣いたのです。 . . なぜならハンスは両手を力仕事で酷使しすぎて絵筆も持てない手になっていたのでした。 . . 自分の成功が朋友の犠牲の上になったことを知ったデューラーは自責の念に駆られ、 . ある日ハンスの力になることを訴えるため彼の家を訪問します。 . . ノックしても返事がないハンスの家にそっと入ると、そこでハンスは歪んだ手を合わせ . デューラーが自分のことで苦しんでいること、その苦しみがこれ以上続かないこと、神の祝福がデューラーとともにあり、自分の果たせなかった夢をデューラーが叶えることを祈るハンスの姿があったのです。 . . 祈りが終わるとデューラーはハンスに、自分を生かしてくれたこの手を描かせてくれと懇願し、友情の証である「祈りの手」の作品が生まれた、というお話です。