Artbook 解説図録 Semi-Fiction exhibition : concept

[information] title: Semi-Fiction - exhibition concept art book - material: paper (vent nouveau) - dimensions: A4 ( W 210 x H 297 mm ) - pages: 20 - biding: stapler bound - printing: laser - 単なる図録ではなく、Semi-FIcition展におけるコンセプトを表現するアートブックとして制作しました。 **About SEMI-FICTION** 天体は多くの人々にとって直接知覚が困難な存在である。小瀬古智之はこのような図鑑の中でのみ認識できる、触れられない存在を「半架空（semi-fiction）」と定義した。本プロジェクトは半架空的存在を「シズル感」の視点でヴィジュアライズする実験である。 彼はNASAによる惑星写真（パブリックドメイン）の色調を変え、天体の要素を食風景の要素に見立てた。原形を細部まで残しながら食風景の視点に置換することで、天体に潜むシズル感を鮮明に可視化した。食の視点で天体の味・香り・音・食感を想像することができる。 半架空的である惑星に日常の食風景が接続した時、天体の捉え方はどのように変容するだろうか。コーヒーにミルクを攪拌していく日常の風景を、壮大な天体現象と重ねながら眺めていただければ幸いだ。 *日英併記（一部日本語のみの箇所があります） - KG+について (from official website) KG＋は、これから活躍が期待される写真家やキュレーターの発掘と支援を目的に、2013年よりスタートした公募型アートフェスティバルで、2023年に11回目を迎えます。京都から新たな才能を世界に送り出すことを目指し、意欲ある参加者を広く募集して展覧会を開催いたします。また、KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭との連携・同時開催を通して、KG＋参加アーティストに、国内外のキュレーターやギャラリストとの出会いの場と情報発信の機会を提供します。市内各所で展開される多様な表現が地域と訪れる人々をつなげ、新たな発見や交流がうまれることを期待します。