沙鯤漁火・エナメルブローチ - ピンク

今年のテーマは「街の挨拶」。台湾文博会が台南で開催されることにちなみ、私たちが暮らす高雄と隣接する台南に、まるで近所の人々が挨拶を交わすような温かい人情味を込めて挨拶を送ります。台南築城400年を祝し、特別にデザインしたのが「沙鯤漁火」エナメルブローチです。 言い伝えによると、天界の大鯉が誤って仙桃を食べたために下界に落とされ、台南一帯の海域に棲みついたとされています。「鯤」とは古代の大きな魚を意味し、台南の海岸線は遠くから見ると、まるで一匹の大きな魚が海面に浮かび背中を見せているようです。「沙鯤漁火」は清代台湾八景の一つで、海面の漁火と夜空の星々が互いに輝き合い、人々の暮らしが豊かで穏やかな美しい風景を描き出していました。この生き生きとした歴史の物語を創作へと昇華させ、大航海時代以来、この巨大な魚に抱かれてきた想像を乗せて、この精緻なブローチが台南築城400年を祝い、台南が未来へ向かってさらに遠く広く航海していくことを願っています。 今回は、オランダのオレンジ色を意識したオレンジ系と、台南の未来への期待を込めたピンク系の2色のブローチをご用意しました。歴史を振り返りつつ、未来への期待を込めています。外箱には、私たちが気に入っているマティスの紙を2種類選び、ホットスタンピング加工との組み合わせを試みました。ホットスタンプの色彩とエンボス加工の重なりが、ブローチにさらに特別な外箱を与え、コレクション価値を高めています。 ➤オレンジ | 歴史クラシック ☛紙材 | ドイツ製マティス紙F6191 (ブルーグリーン) ☛加工 | ホットスタンプ グリーンゴールド、エンボス加工 ➤ピンク | 未来への航海 ☛紙材 | ドイツ製マティス紙F6104 (パープルレッド) ☛加工 | ホットスタンプ ローズゴールド、エンボス加工