台湾地図タペストリー - 大覇

大覇 森と渓谷の奥深くへと分け入り、生命の営みに宿る尽きることのない知恵を探求する。 大覇尖山はタイヤル族とサイシャット族の聖なる山であり、祖霊の住処とされています。タイヤル族の人々はこれを「papak waqa」と呼びます。「papak」は耳を意味し、その形が耳に似ていることから「天の意思を傾聴する山」という意味も込められています。 大覇尖山から雪山にかけて連なる山々の稜線は、登山家の間で「雪覇線」あるいは「聖稜線」と呼ばれています。 「聖稜」という名の起源は、日本統治時代に『台湾登山史』を編纂した日本人、沼井鉄太郎にあります。彼が1927年に大覇尖山に登頂し、翌年発表した「大覇尖山登攀に関する考察と実行」という記事の中で、「…この神聖なる稜線よ！誰が大覇尖山から雪山への縦走を真に成し遂げ、勝利の栄冠を戴き、初めて縦走を成し遂げた真実と美を語ることができるだろうか…」と綴りました。沼井鉄太郎が心から発したこの賛嘆は、この稜線に名前を与えただけでなく、後に多くの山を愛する人々が夢見て訪れたいと願うルートの一つとなりました。 仕様 サイズ：48x68cm（手作業による裁断縫製のため、サイズに若干の誤差±1cmが生じる場合があります） 素材：ポリエステル、綿（約10%） 原産地：台湾 注意事項： 水温40℃以下のぬるま湯で優しく手洗いし、平干ししてください。低温で当て布をしてアイロンをかけてください。 ドライクリーニング、乾燥機、浸漬、漂白は不可。