#daynightmarefall23
「暮らし」は、日本語を学び始めた頃から好きだった言葉で、「生活」を意味します。日本語の漢字「暮」で生活を表現すると、どこか侘び寂びの美しさを感じるのです。その頃、谷川俊太郎さんの『ひとり暮らし』という作品にも出会いました。一人で家事をこなし、一人で仕事をし、一人で料理をする。一人の世界はとても静かで、考える時間がたくさん増えました。答えが見つかるかは分からなくとも、このような時間を持てる経験は、二度とないかもしれません。
この一年、部屋で絵を描いたり、日本語を練習したり、友人と過ごしたり、週末に映画を観たりしました。楽しい時間だけでなく、落ち込んだり悲しんだりする時もありましたが、それでも同じことを続けていました。一人暮らしの日常は、毎日止まることなく進み、ただただ前へ、そして「一人暮らし」を続けています。
カレンダーの名前は早くから決まっていましたが、どう表現すれば良いのか迷っていました。少し奇妙かもしれませんが、私のカレンダーはいつも前年の気持ちを記録しています。新しい始まりも、同じ自分で感じ取り、時間を一層一層重ねていきたいと願っています。新しい始まりに多くを期待せず、ただ静かに受け入れ、そっと足を踏み入れたい。だから2024年のカレンダーには、この一年を過ごした部屋の様子を率直に描きました。この時間と空間は二度とないでしょう。これが、この瞬間を心に刻む私のやり方です。
日本に来るときに、大切なガラスのコップを持ってきました。数ヶ月前にうっかり割ってしまい、その時は本当に悲しくて、心もバラバラになったように感じました。あの瞬間をどう表現すれば良いか分かりませんが、ただその時、この出来事を心に留めようと決め、ガラスの破片もまだ残しています。
daynightmare 2024年カレンダー「一人暮らし」
2色孔版印刷
日本里紙116g スカイブルー
297×420mm
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