釉薬は陶芸品に美しい装いを与え、作品の魂であり、創作者の言語の一つでもあります。異なる時代に発展し、流行した釉薬は、それぞれの段階の芸術様式と美意識を映し出します。工芸技術の発展という側面では、科学的知識を含み、さらには現代史における政治経済の影響も網羅しています。
新北市立鶯歌陶磁博物館は、初の陶磁器をテーマとした博物館として、研究に基づき、普及、教育、地域文化の掘り下げ、記録へと継続的に取り組み、陶磁芸術研究の幅と深さを蓄積しています。一歩一歩、台湾の陶磁芸術を構築し、人々の生活美学と鑑賞能力を高め、未来に陶磁芸術の種を蒔いています。
近年、当館は陶磁器の釉薬をテーマに、彩絵陶磁器、青磁、青花磁器、モノクロ陶器など、一連の特別展を開催してきました。そして2024年には「流光–植物灰釉特別展」を開催します。このシリーズの特別展は、知識性、芸術性、生活性を兼ね備え、陶磁器の発展の歴史と傑出した作品を紹介し、陶磁器文化と陶芸作品を体系的に一般社会に紹介するとともに、台湾を起点とした研究論述を構築しつつあります。
「流光–植物灰釉特別展」は、陶磁器の釉薬をテーマにした流れを汲み、当館が出版した薛瑞芳先生が長年の研究成果をまとめた『灰釉–植物灰の物語と応用』を基に、それを展覧会へと昇華させ、植物灰釉の様々な側面を紹介しています。特に焦点を当てているのは台湾の植物灰釉の創作ですが、その他にも東アジアにおける灰釉の歴史や、灰釉の製作方法など、植物灰釉全体についての紹介も網羅しています。
本展は、台湾の複数の陶芸家による創作を集め、「流光–植物灰釉特別展」を知的好奇心と美的な芸術の饗宴として成立させています。来場者を植物灰釉の世界へと誘い、生活と芸術の繋がりを示し、巨視的な視点の中に微視的な考察を織り交ぜながら、異なる時代と種類の灰釉を分かりやすく紹介し、古くから伝わるこの釉薬に新たな息吹を吹き込んでいます。お子様から大人まで誰もが楽しく鑑賞でき、陶磁芸術が私たちの生活と決して遠くないことを理解し、台湾の陶芸創作についてより深く知るきっかけとなるでしょう。
出版日:2024/19
出版元:鶯歌陶磁博物館
ペーパーバック 21 X 28 cm
初版
商品番号:39999-0000267
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