「柴焼志野」の陶器には、炎によって引き出された命の輝きが宿ります。純白の長石釉の上に、燃え尽きた薪の「自然釉」と「火の跡」が力強く刻み込まれています。これは温室で育まれた雪ではなく、荒野で烈火と強風を耐え抜いた岩雪のような存在です。
■ 錬金術のような誕生:七日七晩の灰と炎の洗礼
• 自然釉の浸透:長石釉が高温でとろりと溶ける中、窯内の薪の灰が風に舞い落ちます。灰に含まれるアルカリ成分が長石釉と結びつき、純白の表面に青、黄、褐色の自然なグラデーションを生み出します。
• 還元雰囲気による火の跡:薪の燃焼から生まれる炭素と還元雰囲気は、土中の鉄分と釉薬を徹底的に触媒し、釉面と素地の境界に最も感動的な「緋色の火色」を出現させます。
● 視覚と感覚の特徴
• 視覚表現:白の上に広がる奥深き層
釉面は志野釉特有の重厚でとろけるような基調を保ちつつ、柴焼ならではの「金属光沢」や「土黄色の自然釉」に覆われています。アイボリーからキャラメル色へと移ろう色彩は、奥行き深く、豊かな土の質感に満ちています。
• 表面の質感:粗野さの中の絹のような肌触り
釉薬の厚い部分は積もった雪が今にも滴り落ちるようであり、薄い部分は自然釉によって岩のような粒状の質感を生み出します。この「厚い部分は潤い、薄い部分は古びた」対比が、器に視覚と触覚の両方で物語を語らせます。
• 独自性:白雪に残された炎の指紋
それぞれの柴焼志野は、自然釉の方向、火の跡の深さが全く異なります。炎が長石釉の層をどうくぐり抜け、そこに炭素と灰の痕跡を残すのか、それは陶芸家にも完全に予測できない「神の筆跡」なのです。
典型的な表現(柴焼志野の特徴)
• 自然釉の結晶 (Natural Ash):釉薬の表面に自然に生成された土黄色、緑色、または金色の斑点。
• 濃厚な緋色 (Crimson Fire):一般的な志野よりも一層濃厚で深みのある橙赤色の火の跡。
• 橘皮と虫食い紋:表面に現れる豊かな微細な孔の肌理は、究極の手触りと工芸の深さを物語ります。
🌕作品 | 柴焼志野茶碗 品番|B00001
❤️命名 | 燼上星砂 (Star sand on ashes)
🌿釉境 |
夜はまだ完全に暮れず、
微かな光を残している。
まるで火が消えた後、
星が地上に降り注いだかのよう。
🌿🍵 釉境の鑑賞 |
「薪火雪中を駆け、蒼茫たる湯中を漂う。」
これは単なる茶碗ではありません。長石と木灰が極限の高温下で再会した、野生のドラマです。釉面に現れる、何層にも重なる自然釉と豊かな緋色をご覧ください。それは七日七晩の炎の中で凝縮された、時間の勲章です。
■ 品目:茶碗
■ サイズ:口径 12/ 高さ 9 / 重量 405g (単位:cm)
■ 制作:手びねり成形 / 柴焼/ 志野釉
🔥選び方のポイント
●口縁の平滑さ
●画面のバランス
●釉薬の色彩変化
●手に持った感触
💧お手入れのポイント
■ 優しく洗う (傷を避けるため)
■ 洗剤はできるだけ使用しない (匂いの残りを避けるため)
■ 使用後は乾燥させる (湿気を避けるため)
→⚠️ ご購入時の注意点
🌿 当店の作品は手作りのものがほとんどです。
一点一点、釉薬の色合い、自然釉、紋様が異なります。
これこそが柴焼陶芸の自然な魅力と独自性です。
🌿 サイズは手作業で計測しております。
約 0.5〜1 cm の誤差が生じる場合がありますが、正常な範囲です。
🌿 手作業の工程において
微細な制作痕が残る場合がありますが、手作りならではの自然な表現です。
🌿 柴焼の焼成過程で
自然釉、土中の鉱物、または釉面の粗い質感は自然現象であり、欠陥ではありません。
🌿 商品写真は撮影時の光の加減により
実物の色とは異なる場合があります。実際の色は実物をご確認ください。
作品についてご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
— 🌿 TAS 時藝棧,陶と炎の記録者 —
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