18-19世紀 ナーガ蛇王仏守護像
ミャンマー、マンダレー地方の崩壊した仏塔から出土した仏像。
ナーガ蛇王が仏陀を守護する姿を象っています。
ナーガとは、仏陀の保護者であるムチャリンダ龍王のこと。
『仏本行集経』巻第三十一には次のように記されています。
仏陀が菩提樹の下から立ち上がり、ムチャリンダ龍王の池のほとりで、ある木の下で思惟していたとき、七日間にわたる大雨が降り止みませんでした。
そこでムチャリンダ龍王が現れ、その身を仏陀に七重に巻きつけ、頭を仏陀の頭上に掲げて守護し、あらゆる煩悩から仏陀を護りました。
この仏像の制作年代は18-19世紀と推測されます(台湾へ持ち帰った文物商は、さらに古い年代だと考えています)。
長年文物を扱ってきた経験から…控えめに年代を評価するのが良いでしょう。
しかし、最近中国の学者がミャンマーの分銅の銅質について研究した資料を調べたところ、
16世紀から17世紀の分銅は青銅製で、銅の含有量が高く、銅色は淡い赤色でした。
17世紀後期から18世紀の分銅は青銅製で、錫の含有量が高く、銅色は銀白色。
18世紀後期から19世紀後半の分銅は青銅製で、銅色は淡い黄色。
19世紀後期から20世紀初期の分銅は黄銅製でした。
このナーガ蛇王仏守護像は清掃後、
銅質が赤みを帯びていることが判明しました…
もし上記の中国学者の分銅の銅質の色を判断基準とするならば、
分銅の銅質の色から16-17世紀の仏像であると推測できます。
仏像の底部の封泥は完全な状態です。
青銅合金製。
総高20cm、底幅7.6cm。
外観は3回の清掃を経ております。
ミャンマーで仏塔から出土した際に現地で一度清掃され、
銅仏に付着していたセメントのように硬い土塊の大部分が取り除かれました。
台湾に戻ってから2回の清掃を行い、
大部分の緑青と酸化物が除去されています。
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ミャンマーは文化財の輸出を規制している国です。
骨董品や文化財の国外持ち出しは禁止されています。
仏像やタロン呪珠のような金属製の文化財は…
国外へ持ち出すことは許されていません!
28000-113.08.06
商品説明
商品情報
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- 制作方法
- ハンドメイド
- 製造地
- 台湾
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- ミャンマー仏塔の聖なる宝物 – 18-19世紀 ナーガ蛇王仏守護像 (ミャンマー聖物-仏像-仏教美術-古物-骨董-コレクション-古美術)
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