「菊籠目に菊繋ぎタンブラー」と同じデザイン構造で、オリジナリティを抑えて伝統的なデザインでありながら、よりグレードの高い作品を作ろうと考えた作品です。
とりわけ難易度の高い八角籠目の伝統的な文様をぐるりと一周削り、八角籠目を魅せるための伝統的なデザインとなっております。
デザインの意図するところは「下部がクリアに透けていて、飲料の色を十分に楽しむことができる」というデザインがベースになっています。
通常作る切子よりもグレードを上げている部分は
・難易度の高い八角籠目のカットを、難易度の高い小さいサイズで削った。
・口元を傾斜をつけて擦り、口当たりを良くした。
・側面にざっくりカットを入れて、切子特有のエッジの手触りの良さを追加した。
・側面の大きな平は当工房の割と特殊な機材でカットしているので、他の職人さんでは多分表現できない。
・底全体の色を抜くことで、クリアの抜けを良くして綺麗に見えるようにした。
八角籠目のサイズはかなり小さいサイズにて製作しております。
グラスに設計図を書き込む際は、八角籠目の部分だけマス目をかなり細かくして調整しています。
底の色を抜くのは現代では、ほとんどの工房がやっておりません。
正直、私以外にやっている職人は見たことがありません。
底の色を抜くとクリアの抜けが良くなり、とても美しく見えます。
口元は10パターンくらい削って、半円状に擦るのが一番口当たりが良いと断定しましたので、その形状を採用しております。
構造的にはグラスの真ん中らへんを伝統的な文様で帯状にぐるっと一周削るというベーシックなデザインです。
しかし、細部や使い心地なども考慮してこだわることで、他の職人さんがやらないことや多分できないことがそのままデザインの差別化になっているかと思います。
切子工房 箴光の知恵と技術が詰まっているグレードを上げた伝統的なデザインです。
自分用、贈り物、お店のブランドイメージアップなどにご検討頂ければ幸いです
当工房の切子は江戸切子の伝統的な手法である「手磨き」というガラスの強度が保たれて高品質に仕上がる技術を用いて磨いています。
一方、世の中には「酸磨き」という酸にガラスを浸けてガラス全体をボロボロに溶かしながら磨くものもございます。
酸磨きのものは傷が付きやすく、色が落ちる可能性があるなどのデメリットがありますが、工数を抑えて値段を安く販売できて売れ行きがよくなるので、多くの工房や作家が酸磨きを行っております。
当工房の切子はカット面を1本ずつ研磨して磨いておりますので、ガラス本来の強度は失われておらず、洗剤やたわしでゴシゴシ洗って頂いても構いません。
熱湯、電子レンジ、食器洗い機は他のガラス製品と同じように使用できませんのでご注意ください。
取り扱い方については工房のホームページにて詳しく解説しております。
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