分割線とボルト穴の痕跡
コンクリート打ちっ放し建築の外観を特徴づけるのは、型枠の分割線やボルト穴です。工法の痕跡がそのまま建築表面に刻まれ、率直で純粋な表情は、創作の過程と精緻な職人技の証でもあります。
/コンクリート打ちっ放しシリーズ/の新作であるこのペン軸の表面は、ミニチュア化されたコンクリート型枠を模して立体的な曲面が作られ、分割線やボルト穴まで鮮明に見えます。
ペン軸からキャップまで 一体型の流線形デザイン
建築には、元来、幾何学的な平面で曲面を創造する伝統的な工法があります。このペンに見られる曲面の「流線形」(紡錘形)も、その概念からインスピレーションを得ています。また、型枠の継ぎ目は、長期間使用することでセメント特有の自然な使用痕跡を現し、色合いはより深く、手触りはより滑らかになっていきます。
特筆すべきは、全体的な流線形の美しさを追求するため、ステンレス製のキャップの先端が内側にわずかに窪むよう設計されている点です。これは市販のペンでは珍しいデザインであり、一つ一つ手作業で加工する必要があるため、時間と手間がかかっています。
素材:高密度セメント、316ステンレススチール、SCHMIDT FH452万年筆ペン先 MまたはF、SCHMIDT K5コンバーター
サイズ:Ø 13~15、L138mm、48g
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