書籍｜藺編日日學 & 紀錄 ‧ 編藺人 (DVD付)

本書の著者である陸佳暉教授は、『紀錄.編藺人』で藺編の伝統技術を保存するという考えを継承し、『藺編日日學』では、技術の分解と教育にさらに焦点を当てています。著者自身のゼロからの学習経験を通して、一つ一つ丁寧に解説し、学習中に遭遇した誤りをまとめ、写真と分解図の構成を通じて、読者が図を追って習得できるように工夫されています。 藺草の材質の識別、材料の準備から、平面、立体、草の追加、草の減少などの技術まで、本書のステップを通して実際に練習でき、藺編工芸を生活に取り入れるという考え方を提案しています。読者が日々の藺編学習を実践し、藺編の日常用品を製作することを願っています。 百年続く藺編工芸が生活の中で受け継がれることこそが、真に持続可能な藺編文化を保存することなのです。 書籍の表紙と裏表紙には、厚手の1300gの清水模紙が使用され、網版印刷で印刷されており、手に取ると非常に質感があります。製本方法は開きやすい無線綴じです。書籍のサイズはA4（29.7×21cm）で、176ページです。 - 『紀錄.編藺人』は、台湾中部独自の藺草編み技術と、百年続く帽蓆産業の発展を理解したい人のための最適な入門書です。内容は易しいものから深いものへと進み、多くの藺編産業従事者へのインタビューを通して、色あせてしまった現状から、藺編産業の華やかな全貌を復元しようと試みています。また、藺編工芸の技術、手業、模様を初歩的に分析し、読者が編み手の視点から藺草工芸を「読む」ための手引きを構築しようとしています。 本書は豊富な参考資料を含んでおり、読者は各章の豊富な歴史資料と図解説明を通して、調査員の足跡をたどりながら、藺草産業の進化、藺草の生態、技術分析を深く探ることができます。 全9章157ページで構成され、DVDが1枚付属しています。デジタル化による保存と情報伝達の容易さという特性を活用し、貴重な一次藺編産業の図説資料をより多くの人々に届けます。 本書は、国立台南芸術大学の陸佳暉助教授と台湾藺草学会、山脚社区チームが共同で企画し、2007年から構想を練り始め、3年間の実地調査と資料収集を経て、2010年に正式に刊行されました。10年以上の時を経て、本書の一部の資料は時間の経過とともに変化していますが、本書の完全な論述と豊富な参考資料は、現在でも台湾の伝統的な藺編工芸に関する論述を完全に構築できる数少ない優れた書籍の一つです。 ◎当時、書籍の印刷費用が不足していたため、完全版の調査内容はCDに収録されました。数量限定販売です。