『秋刀魚』第6号「お招きいただき、ありがとうございます!日本の梅酒×台湾料理」
かつて私は居酒屋に夢中だった時期があり、週末になると友人と様々な居酒屋を「鑑定」し、心の中の「最高」(さいこう、日本語で至高の意)のお店を探し求めていました。居酒屋に行けば必ず梅酒を一杯注文し、半握りほどの大きな氷と琥珀色の梅酒が、グラスを揺らすたびにカランと軽快な音を立て、賑やかな居酒屋にほろ酔い気分を添えるのです。そのため、梅酒の良し悪しは、私にとって居酒屋の「成否」を評価する密かな鍵となっていました。しかし、今夏に日本の東北地方を訪れ、地元の友人と神社の前の居酒屋で食事をした際、日本の「本場」の居酒屋メニューにある梅酒を心ゆくまで味わいたいと願ったところ、日本人の友人に驚きの眼差しを向けられました。「えっ!台湾人が居酒屋で梅酒を頼むの?」と。酒が進み、酔いが回ってから、日本人がじっくりと語ってくれたのは、食卓にいる誰もが持っている「家と梅酒」の物語でした。毎年夏に母と一緒に梅を洗って梅酒を漬けるのが嫌だったこと。失恋した姉が家にある梅酒を丸ごと一本飲み干したこと。社会に出て数年が経ち、実家の祖母が漬けた梅酒の味を改めて思い出すも、もう二度と味わえないこと。そう、日本人にとって梅酒は「家庭の酒」であり、居酒屋で一杯飲む人は、きっと故郷の味を懐かしんでいるのでしょう。
台湾に戻ってきてからも、この梅酒の「台湾と日本の違い」が忘れられず、「家」を象徴する梅酒の味わいを、私たちの生活にもっと深く浸透させようと動き始めました。そこで、大胆にも台湾と日本の食通10人を招き、梅酒を片手に路地裏を巡り、「台湾料理に日本梅酒を添える」という発想で、梅酒が居酒屋に限定されることなく、様々な料理を通じて、食べ物と梅酒の甘酸っぱさが口の中で、時には懐かしく、時には革新的な、絶妙なハーモニーを奏でる試みをしました。
今年の11月、『秋刀魚』誌は創刊1周年を迎えます。京都から銀座へ、宿から民芸品へ、カレーから梅酒へ、千年続く職人の手が如何に荒々しくも生命力に満ちているかを目撃し、老舗が料理にこだわり続けるのは、ただ誇り高き一杯の米飯を出すためだと味わい、万年続く山脈が育む森と渓流が、旅人に宿泊時の心の安らぎを与えるのを見つめてきました。『秋刀魚』とともに日本を行き来する中で、「日本文化誌」がより遠い未来へ泳ぎ続けるにはどうすれば良いかと深く考え続けています。そして創刊1周年を迎える今、『秋刀魚』は台湾から出発し、台湾と日本の架け橋となる目標をより明確にしました。日本文化を愛する台湾の人々が、紙面を通じて日本から空輸されてきた感動を感じられるように、そして道中で出会う日本人には、台湾の声が届くようにと。この信念を胸に、今号では『湾生回家』の著者である田中実加氏に特別インタビューを行い、「台湾と日本の友好、友情よ永遠に」という視点から、70年間故郷を思い続けた「湾生」について向き合いました。これは、日本人に「『秋刀魚』の台湾語(台語)も日本語も発音は同じ『サンマ』だよ」と話すたびに、いつもあっという間に距離が縮まるのと同じかもしれません。文化、生活、芸術、デザインなど、様々な側面において、台湾と日本の視点を通じて互いに経験を吸収し、共に成長していくのです。
台湾の梅の収穫期は3月から5月、日本の梅は6月に収穫されます。一つの梅でも緯度や気候によって異なる生育時期を持つものの、梅を漬ける文化は共通しています。同じ一杯の梅酒でも、居酒屋で飲むものと家庭で飲むものという二つの全く異なるイメージがあります。広大な日本文化の中で、『秋刀魚』は台湾と日本の黒潮海域を悠々と泳ぎ続け、さらに多くの記すべき風景を伝えていきます。
商品説明
商品情報
- 素材
- 紙
- 制作方法
- 工場生産
- 製造地
- 台湾
- 在庫
- 残り6点
- 人気度
-
- チェックされた回数 6,236回
- 合計販売点数:4点
- 19 人がお気に入り登録
- 販売種別
- オリジナル商品
- おすすめポイント
- 季刊『秋刀魚』は、台湾初の中国語で書かれた日本文化誌です。ライフスタイル、アート、デザイン、歴史、テクノロジーなど多岐にわたるテーマを網羅し、毎号一つのテーマに焦点を当て、浅い部分から深い部分まで掘り下げています。台湾と日本のライターへのインタビューや寄稿を通じて、多角的な視点から考察を集め、日本旅行を計画している方や日本のアートを愛する方々を満足させています。
送料とその他の情報
- 送料
- 支払方法
-
-
クレジットカード決済
-
コンビニ決済
-
d払い
-
銀行ATM振込(Pay-easy決済)
-
Alipay
-
GMO後払い決済
-
クレジットカード決済
- 返品・交換のお知らせ
- 返品・交換のお知らせを見る
- 通報
- この商品を通報







