18世紀オランダの珍しい聖書をテーマにした手描きのアンティークタイル装飾 / デルフト / デルフト

オリジナルの無垢材の額縁に飾られた、手描きのデルフトタイルです。聖書を題材とした珍しい作品です。この模様の聖書的内容は、ルカによる福音書10章33節「旅をしていたサマリア人がイエスのもとにやって来て、イエスを見て深く憐れんだ。」です。 タイルの角には雄牛の頭のような模様があり、1750年から1820年の間に手描きされた。その際、絵付け師が顔料に「マンガン」を加えたため、窯で焼くと濃い茶色に変わった。 これらのタイルは、かつてオランダの古い家屋の壁タイルでした。家屋の建て替えや取り壊しの際に、壁のタイルは剥がされて保存されていました。剥がされた際に生じたひび割れが残っています。 ✅素材：セラミックタイル、無垢材フレーム ✅サイズ: 17 x 17 cm ✅時代: 1750年から1820年の間 ✅原産地：オランダ //デルフトブルータイルについて// 16世紀初頭、オランダ東インド会社は中国の景徳鎮から青白磁を持ち帰り、ブルー模様が人気を博しました。その結果、オランダの陶工たちは地元の粘土を使って中国の青白磁を模倣し始めました。53年後、オランダのデルフトに王立陶器工場が建設され、オランダ王室のために景徳鎮の精巧な青白磁を模倣しました。それ以来、デルフトブルーと呼ばれるブルーの磁器が生まれました。 「デルフトブルー」の壁タイルの起源は、オランダの科学、貿易、軍事、芸術が世界中で高く評価されていた、オランダの「黄金時代」として知られる初期の16世紀後半にまで遡ります。タイルは掃除が簡単なため、暖炉、キッチン、バスルームの装飾によく使用され、何世紀も前の日常生活、風景、動物、花、聖書のテーマなどが手描きで描かれていることが多く、今日でもコレクションとして人気があります。 オランダの歴史と文化を保存するため、オランダの人々はこれらのタイルを壊し、額縁に入れて壁に掛けてコレクションしていました。