著者:林夕
出版社:亮光文化
サイズ:140mm x 210mm
ページ数:288ページ
ISBN:978-626-96934-0-5
出版日:2022年12月
【内容紹介】
林夕先生が最も愛する詩集!
これらは詩でしょうか?
そうです、視覚的な効果を伴い、詩の中に絵があり、絵の中に詩がある作品です。林夕が高校時代から夢中になった現代詩であり、作詞家としてのキャリアをスタートさせた後も、現代詩の特質を歌詞に浸透させることを忘れず、時には歌詞を白話詩として書くこともありました。例えば、王菲の「顔」や「催眠」などが挙げられます。まさに「詩事は終わっても、恋の詩は終わらない」という言葉通りです。
この『十方一念』は、歌詞を書く際に音符や旋律の構造、段落、歌いやすさといった制約を忘れ、感情や想像、悟りのプロセスが、脳内で波のように押し寄せ、混沌の中に秩序が生まれる様を表現しています。
したがって、規範によって安心感を得ることに慣れたこの世界において、これらの行分けされた文字に正式な名前を与えるためには、二つの選択肢があります。
一つは「歌詞解放体」。
もう一つは「思考のライン記録」。
今回の限定版のブックカバーは、文字から立ち上る詩的な意味合いが渦巻くようなデザインで、わずかに透けるミカエル紙に印刷され、風がカーテンを揺らすような効果を生み出しています。また、裸背の糸かがり綴じの繊細さを際立たせ、「十方世界、三千が一念に宿る」という、見えるものと見えないものの間の真実を表現しています。
『十方一念』、林夕が最も愛する詩(唯一無二の作品)は、読者の皆様に歌詞の世界を超えて、最も洗練された言葉の世界へと足を踏み入れていただくことを願っています。
拾荒。十年(ゴミ拾い。十年)
いわゆるゴミとは
残された価値とは
多くの秘密を隠す私生児を見つけること
そして私たちもまた、ゴミを拾う人生を送っているのではないでしょうか
毎日、道を歩く中で捨てられた包装紙を拾うように腰をかがめ、頭を垂れ
他人の生活の物語を推測し
自身の意味と照らし合わせる
一片の炭の中から黄金を見つけるように
積み上げられた言葉の塊
人生には十年がそう多くはないと聞きます
十年前には
理解できなかった一つ一つの言葉が
十年後には
理解したくない事柄に変わる
一念はゴミ
一念は宝物
詩のように思考を変える
それもまた、この世の常
【著者紹介】
林夕
香港大学文学部を卒業し、翻訳を専攻。香港大学中国語学科助手、快報編集者、アジアテレビ番組部創作主任/番組部副部長、音楽工場創作総監/総経理、商業電台広告創作及制作部主管/商業電台創作顧問/商業電台顧問を歴任。現在、専業作家。
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