1980年代製、パープルとシルバーの「シャーロット女王」ブレスレット。新品。商品番号153。

西洋において、紫は高貴さの象徴であり、古くから貴族に愛されてきた色です。これは、古代ローマ帝国時代にティルス人が用いた紫色染料が貴族のみに着用を許されていたことに由来します。緋色に近いその染色は、当時の君主たちにも高く評価されました。ビザンツ帝国時代には、王族直系の皇帝が自身の称号に「紫に生まれた者（Born To The Purple）」を加え、正統な血筋であることを示すことで、他の手段で王位を得た君主と区別しました。 紫色の夢はロマンと幻想に満ち、人々の想像力を掻き立て、心に残る余韻をもたらします。また、紫は思春期の少女たちが好んで選ぶ色でもあります。それは、孤独でありながらも魅力的な自己表現だからかもしれません。紫は優美な色であり、その美しさと詩的な雰囲気は、見る人に深い印象を与えます。同時に強い感情を表す色でもあり、「パープルパッション（紫の情熱）」という言葉があるほどです。紫色の愛とは、高貴で純粋な愛。世俗的な金銭には重きを置かず、心を揺さぶるのは、唯一無二の真実の愛だけでしょう。紫色の愛は、冷たさの中に情熱を秘めています。もしかしたら、『星の王子さま』のキツネのように、自分だけの王子が現れるのを待ち続け、やがて彼の足音と共に隠れ家から出ていくのかもしれません。あるいは、一生涯、待ち続ける愛なのかもしれません。