手製ミニブック——絵画の世界は一本の定規、己を測るもの

毎年、私は自分のための一冊を創作します。 その本には、一年の出来事が綴られています。 11月に描き始め、 一年が終わりを迎える頃に 皆さんと一緒に眺められたらと願っています。 非常に深い内容なので、 どのページもそれ自体で一つの作品として成り立っています。 本に記された言葉たち。 01 努力したいこと、それは思ったほどではないかもしれません。 02 時には、進むべき方向がとても小さく感じられます。 03 あらゆる細部が積み重なって織りなす詩。 04 いつも色彩豊かなわけではありません。 05 人の心は小さな水滴のよう。 ふと海に落ちれば、空は青く澄みわたります。 06 時は巡り、去年の毛糸はまだそこに。 07 数年越しの物語を宿したぬいぐるみのバスケット。いかに逆境を生き抜くか？ 08 飛翔への期待は膨らむけれど、容易ではありません。 09 これほどにシンプルな空間が、人々に安らぎをもたらします。 10 激動の時代にあって、善良な顔を探しましょう。 11 絵画の世界は一本の定規、己を測るもの。 それは一篇の詩。 どのページも、それ自体が完璧な作品です。 手作業で裁断し、 印刷。 手のひらに心地よく収まるサイズです。 それが、まるで世界のすべてであるかのように思えたのです…。 素材：ファインアート紙（200p） サイズ：11×7cm（幅/高さ） 全12ページ（表紙含む）