小石原焼 飛び鉋 飯碗

小石原は、九州福岡の深山に位置し、 標高1000m級の山々に囲まれています。 棚田や伝統的な建築があちこちに見られ、 自然豊かな農業産地であるだけでなく、 日本を代表する民藝陶器の産地としても知られています。 小石原地域は陶土と森林資源に恵まれ、 350年にわたり小石原焼の窯の火が絶えることなく続いています。 現在も伝統的な薪窯の技法で陶器が焼かれています。 小石原焼の最大の特徴は、飛び鉋と刷毛目の技法に代表されます。 後にこの技法は小鹿田焼にも伝わり、 日本の民藝における主流の技法となりました。 小石原焼は元々「中野焼」と呼ばれていましたが、 18世紀中頃に生産された陶器から「小石原焼」と呼ばれるようになりました。 その歴史は1682年、筑前福岡藩3代目藩主が 伊万里焼の隆盛に強く影響を受け、 内陸の小石原地域で窯業を開始したことに始まります。 開窯初期には磁器タイプの製品も作られていましたが、 筑前茶陶の名所である高取焼との技術交流を経て、 陶器を主とする産地へと転換していきました。 ------------------------------------------- 小石原焼 飛び鉋 飯碗 小石原焼 太田窯 サイズ：直径13.6cm × 高さ7cm *手作業で焼成されているため、鉄絵の模様、釉薬の色、サイズには多少の個体差があります。