双城図譜　カタルーニャと台湾の風景

『双城図譜｜カタルーニャと台湾の風景』は、カタルーニャ語と中国語を組み合わせたバイリンガルブックであり、異なる言語形態が出版形式上で初めてかつ最も芸術的に邂逅した作品です。 タイトルの「双城」は台湾基隆のアーティスト王傑とカタルーニャのアーティストガブリエルを指します。二人のアーティストがそれぞれ20編の絵画と文章を通じて、故郷の主体性や東西文化の違いに基づく独自の養分を表現しています。 近年の地方創生論に応じ、この本は「地域文化」を通じてグローバル化に応答し、それを結びつけます。しかし、このような国際的なつながりは、地域を現代の主流の支配対象とするものではなく、むしろ偏遠地域の活力を積極的に保つ方法です。 「ローカルであるほど、インターナショナル」——この本を通じて、世界の両端に住む2人のアーティストが東西の窓を開き、アートを通じてつながりを作ります。彼らは故郷の美しさと価値を描き、土地や歴史への無関心に挑むアートが粗野さへの解毒剤であり、歴史を持つ土地こそが真の故郷であると示しています。 推薦者 彭俊亨 (台湾生活美学基金会 会長) 「世界地図上では目立たない2つの小さな町が、アーティストの心の中では永遠の帰郷地です。この独特な感情が、今、私たちの前で惜しみなく披露されています。」 推薦者 Àlex Susanna (カタルーニャ詩人) 「一つ一つの絵は楽譜の小さな魅力的なフレーズのようです。それら全てを一つに合わせて見ることで、この作品の規模、深み、そして野心を感じ取ることができるでしょう。」 受賞歴と推薦記録 2023年 ゴールデンピンデザイン賞受賞。