著者:林夕
出版社:亮光文化
サイズ:140mm x 210mm
ページ数:320ページ
ISBN:978-988-8884-31-5
出版日:2025年4月
【内容紹介】
林夕が表紙に記した「曾經(かつて)」。
「人は皆、過去を持つ存在であり、誰もがかつては未来の自分を思い描いていたはずです。もし二人の自分が時間の回廊で再会したなら、今日の私は過去の自分に恥じるでしょうか、それとも昨日の自分を失望させるでしょうか?」
原版の書名『曾經——林夕九〇前後』は、林夕が1980年代末から1990年代初めの2年間に発表した3冊の小冊子『某月某日記』、『即興演出』、『盛世邊緣』をまとめたものです。
今回の新版では、原版から153篇の生活ノートを選び、さらに林夕が極めて初期に執筆した広東語の短い小説10編(第7章「青春の極短編に記す」)を追加。読者は著者とともに、創作と現実が融合した「かつて」の一幕一幕を追体験できます。著者が言うように、「かつてコラムを日記のように綴ったおかげで、ささいな出来事から生まれた数多くの感情の断片や生活の場面が残されました。今、それらを振り返ることで、かつての私がどのように人、事、物、世、情を見ていたのかを理解できるのです」。
原版の序文より:「当時の私は、大学の助教、新聞社、テレビ局に勤めながら、新聞や雑誌で7つのコラムを書いていました。そのため、個人的な日記のような、この世界の雑多なものに対するコメントが満載です。あなたは同意しないかもしれませんが、読み終えた後、私をより深く理解し、ひいては私が見た世界を理解してくれることを願っています。また、大学寮での生活の感情も含まれています。あなたは経験がないかもしれませんが、読んだ後に共感してくれることを願っています」。
新版の詩的な序文との対比:
「今の気持ちを理解した頃には
今の瞬間も
かつてのことになっている
かつてまたかつてまたかつて
それぞれの「かつて」には
新たな人格が形成されるのかもしれない
かつては
時間の整形を経て
否定することなどできず
ただ
恥じらうか、運命を受け入れるだけ
かつては
血肉で記された墓碑銘
生きてこそわかる運命
そして、どれほどの「かつて」を経験したことだろう。」
【著者紹介】
林夕(ラム・チェク)
香港大学文学部(専攻:翻訳)を卒業。香港大学中国語学科助教、快報編集者、亜州テレビ番組部創作主任/番組部副経理、音楽工場創作総監/総経理、商業電台広告創作及制作部主管/商業電台創作顧問/商業電台顧問を歴任。現在、専業作家として活動中。
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