ヤギの歌 Tragedy 悲劇 Goat Song アーティストブック Vegan 植物性ミルクの視覚詩

「食事を終えた君は、たとえ屠殺場が優雅な距離に隠されていようとも、共犯者だ。」—— エマーソン 「動物を飼育し、そして食料として殺すというこの過程は、決して楽しいものではありません。しかし、隠蔽されることで、私たちはこの過程を安全に切り離しておくことができるのです。」—— メラニー・ジョイ『私たちはなぜ犬を食べないのか』 「作業帳」シリーズ第一弾 «τραγῳδία»『ヤギの歌』は、ヴィーガンのコンセプトを生活で実践する中で生まれた作品です。 キッチンで、最も日常的な方法で「食べられる絵の具」を使って描きます。麺は線、カラフルな植物は色彩。調理が終わったら、スマートフォンで撮影し、SNSのInstagramで画像を編集し、最後にその「絵」を食べます。 残された「デジタル画像」は、「ジークレープリント」と「デジタル印刷」で、それぞれ「高価格」と「低価格」の「複製原画」として制作されます。ウーブン・フレキサゴン製本を施し、手作りの紙媒体で、スマートフォンとSNSのインタラクションインターフェースの閲覧モード、そして工業的畜産の表と裏を表現しています。表面のページには愛らしい家畜のポートレートが、隠されたページには畜産業に隠された屠殺場の真実が描かれています。 それぞれの「食べられる絵」は、同時に「植物性ミルクの視覚詩」でもあり、成人した人間が牛乳を飲むという伝統に疑問を投げかけます。 12編の植物性ミルクの視覚詩を編纂した『ヤギの歌』は、私が自分自身に課したヴィーガン作業帳です。 https://live.staticflickr.com/65535/49506307193_317b14878f_b.jpg ヴィーガンコンセプト生活実験キッチンでは、牛乳も卵も使わない日常が、驚きと満足感に満ちた味覚を届けてくれます。 植物性ミルクの視覚詩 × 12 + 家畜のポートレート × 2 =『ヤギの歌』«τραγῳδία» ▚▚▚ 植物性ミルクの視覚詩 ▞▞▞ 1.〈無界乾麺〉オレンジとカシューミルクのホワイトソース、黒トリュフオイルを絡めた細い関東麺 松の実、マカダミアナッツ、キャベツ添え 2.〈無界乾麺〉トマトとカシューミルクのピンクソース、紫イモ麺 3.〈ヴィーガン・アポカリプス・ケーキ〉種なしレモン丸ごと、キンカン、アガベシロップ、ワイルドオレンジ精油のカシューナッツゼリーケーキ 4.〈ヴィーガンラテ〉ココナッツミルクコーヒーラテ 5.〈無界乾麺〉マッシュルーム、パプリカ、シシトウ、小松菜、ココナッツミルク、亜麻仁、マカダミアナッツ、ピーナッツ、ゴマ、アーモンド、松の実の胡麻だれ麺 6.〈ヴィーガン甘粥〉ココナッツミルク、黒ゴマペースト、黒米 7.〈無界乾麺〉ワイルドオレンジ精油、カシューナッツ、ヘーゼルナッツ、ココナッツミルクのホワイトソース、黒トリュフオイルを絡めたエンジェルヘアパスタ 青ネギ、マカダミアナッツ、アーモンド添え 8.〈ヴィーガンパパイヤミルク〉パパイヤ、カシューナッツ、ココナッツミルク 9.〈銀河昔（ギンガムカシ）〉レモン丸ごと、キンカン丸ごと、メープルシロップ、スイートオレンジ精油、ココナッツオイル、カシューナッツ、米、キヌアのミルクシェイク 10.〈無界乾麺〉クルミミルク、ココナッツミルク、豆乳、チリオイル、マサラ風味のソースを絡めた蕎麦麺 パプリカ、ヤングコーン、ニンジン添え 11.〈緑豆沙奶（リョクトウサナイ）〉ココナッツミルクと緑豆スープ 12.〈鍋煮奶茶（ナベニナイチャ）〉カルダモン、豆乳、ライスミルク、ココナッツミルク、紅玉紅茶 ( Copyright © Ying-Chieh Liu ) @Liuyingchieh 植物性ミルクの視覚詩はInstagramで画像生成しています。 #植物性ミルクの視覚詩 #PlantMilkVisualPoetry 🐮🐐家畜のポートレート🐐🐮 1.農場の動物保護施設にいる子羊 ( Copyright © Ying-Lai Liu ) 2.屠殺場へ向かう通路を歩く子牛 ( youtu.be/qZSJRRkLfmI Copyright © One Voice ) ……続く サイズ 展開時 152 mm W × 306 mm H 素材 250g グロッシーカード 105g シャンソン紙 水溶性合成ワックスリネン糸 Water Soluble Synthetic Waxed Linen Thread デジタル印刷 HP Indigo - 電子インク HP Electrolnk 製本 ウーブン・フレキサゴン・アコーディオン製本 封筒 エディション 36冊 初版 First Edition 出版年 2020年 フリートーク 当初は、悲劇的な運命をたどった一匹のヤギに活路を見出すためでした。ヤギの利用価値から探し始めました。 乳用ヤギ？登山用の駄獣？サーカス？ヤギヨガ？ペット？探していくうちに、あらゆる可能性が動物を傷つけることを前提として初めて実現可能だと気づき、人間はもはや動物を飼いならし続ける資格がないのではないかと次第に感じるようになりました。