鄧孔懐、譚娜妮 共著
二人の建築家が、小さな四合院(215平方メートル)の再建に立ち会った経験をもとに、中国の伝統的な民家の建築過程を分かりやすく解説しています。北京の市街地にあるその家は、都市計画局の規定により、すべての工事が伝統的な工法で、元の家の大きさや配置に従って再建される必要がありました。
「営造」、すなわち「建築」は、民衆の知恵の集大成です。本書は、世代を超えて受け継がれてきた質素な人々の住まいの基本的な建築法則、すなわち伝統建築への入門書と言えるでしょう。基礎と土台に始まり、主要な木構造、壁、屋根、外部装飾、内部装飾、そして塗装と表装に至るまで、順序立てて解説されています。建物の各部の形状、構造、関係性、特徴については、一部の写真を除き、残りの線画はすべて手描きで、そのほとんどに寸法が記されており、非常に明瞭です。建築の表面的な部分だけでなく、伝統的な合院式の家の壁と空間の概念、そして古人の天地への感悟、すなわち安定、陰陽、明暗、内外、開閉なども深く掘り下げています。
本書の冒頭には、実物大の清代の営造尺の写真が付属し、読者を伝統的な民家建築の旅へと誘います。巻末には、平面図と関連写真を組み合わせた小さなポスターが付録として含まれており、読者が北京市南長街の四合院「内部」へと足を踏み入れ、本書の「主役」にさらなる深い印象を抱くことができるでしょう。
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