牧歌と炊煙。私も必ずしも星が必要なわけではない 文字ポストカード 青青的島

あの日、私は山と渓流の間にある小さな村のコテージに滞在しました。 静かで雨の多い村で、時間の流れがいつもとは違うように感じられました。 お茶を飲み、料理をし、散歩をして、そんなありふれた二日間を過ごしました。 部屋では、雨が降るのを見て、雨が止むのを見ました。ランプを灯し、消しました。 時間は古びた壁に足跡を残していました。 その時、遠くから詩が心の扉をノックしました。そんな瞬間、私は書かずにはいられませんでした。 私の言葉の質は土から生まれたもので、殿堂には届かないと分かっています。 それでも、このすべてが私にとって、あまりにも美しいのです。 曇り空の下で星を探そうと見上げたその瞬間、 私は本当に気づきました。 いつも美しいものを見上げ、探し求める自分がどれほど尊いものであるかということを。 ベッドに横たわり、魂が柔らかさに浸されていく。 暗闇の中、心の中で、世界が私をここに連れてきてくれたことに感謝しました。 美しさと善良さを抱きしめること。笑うこと。シンプルに生きること。 ただ純粋に何かを好きになること。何が最も大切かを知ること。 そして、自分自身にも世界にも、正直であること。 明日、いや、本当は毎日⋯⋯私は本当に、そんな人になりたいのです。 - 「私はここにたどり着いた」 山と渓流の間で 大地は両手を広げ 小さな村をそっと抱きかかえている 村にたどり着いた人々は 陽光を期待するけれど やって来るのはいつも雨 しかし雨も私と同じ 山を越え谷を越え 今日にたどり着き 今この瞬間にたどり着き 私の目の前の窓と出会う 思うに 私も晴天でなければならない わけではない - 静かな村 時間の形が引き伸ばされたよう だから私は贅沢に 昼寝をし、お茶を飲み、料理をし そして散歩もする ゆっくり、ゆっくりと歩く そうして 日々を丁寧に味わう まるで空に星を探すかのように - 雨が降るのを見て、止むのを見る ランプが灯るのを見て、消えるのを見る 光と影が古い壁の上で時間と共に移ろいゆくのを見る 私はここで待つ 私はここで待つ 私に書けと命じる 一篇の詩を 私が持っている最も純粋なものを それに取り出させ 私に代わって より良い人間となることを - そして私は深く理解している。 私はあの 明るく清らかな魂ではない 殿堂にいない私は 土の上で生きている それでも美しいことは起こる - 実のところ 見上げたからといって 必ずしも星を掴む必要はない 最も尊いのは 美しいものを探し求める その心と、信じる気持ち 平凡な人間である私に この世界が与えてくれる 最大の慈悲は いつも星を見上げようとする この心なのだ - 長き日は終わりを告げた。 美しさと善良さを抱きしめ いつも笑い、シンプルに生き 純粋に好きになり 何が最も大切かを知り 自分自身にも世界にも正直であること ああ、明日も やはり私は、そうありたい そんな人でありたいと心から願う _