温長順(1925-2005)は、桃園を代表する膠彩画家の一人です。戦後、許深州(1918-2005)に師事して「東洋画」を学び、1990年には「緑水画会」の設立にも参加しました。この「舞台裏の片隅」は、温長順が1953年に制作した膠彩人物画です。自身の妻が教鞭をとっていた中山小学校の6年生をモデルに、学校で開かれた学芸会で、生徒たちが銀紙で作られた帽子をかぶり、祭典に参加する準備をしている一場面を描いています。人物の輪郭線からは、その繊細な白描の技がうかがえます。また、黒、褐色、緑の寒色系と、白、黄、赤の暖色系の組み合わせは、優雅で温かみのある色彩効果を生み出しています。
桃園市立美術館 収蔵 20190010309
仕様 | 11.6x22.5cm、L字型ファイル
原産国 | 台湾
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